【新しいutmパラメータの備忘録】utm_source_platform・utm_creative_format・utm_marketing_tactic

ある日、私はSNS広告をGA4で分析しやすくするためのutmの命名規則について考えていました。
そんな中、なんとなくutmパラメータのヘルプページに目を通していたら「あれ?こんなパラメあったっけ…?」と疑問に思ったところから物語は始まります。

- utm_source_platform(参照元プラットフォーム)
- utm_creative_format(クリエイティブのフォーマット)
- utm_marketing_tactic(マーケティング戦術)
こんなパラメータありましたっけ…?
知らなかった…恥ずかしい…。
ということでこのパラメについて調べたことを備忘録として残す。
- 【utm_source_platform 参照元プラットフォーム】【utm_creative_format クリエイティブフォーマット】【utm_marketing_tactic マーケティング戦術】を知るに至ったきっかけ
- 新しいUTMパラメータについて調べてみた
- utm_source_platform 参照元プラットフォームutm_creative_format クリエイティブフォーマットutm_marketing_tactic マーケティング戦術 の活用方法
- 余談:meta広告のutmパラメータ自動付与について
- まとめ
【utm_source_platform 参照元プラットフォーム】【utm_creative_format クリエイティブフォーマット】【utm_marketing_tactic マーケティング戦術】を知るに至ったきっかけ
冒頭にも書いたように、「SNS広告の運用における最も有用なutmパラメータの付け方ってなんだろう?みんなはどういうルールで付与してるのかな?」と調べているうちに下記のようなスレッズを見つけた。
”the newly supported UTM parameters: utm_creative_format, utm_marketing_tactic and utm_source_platform.”だって…?
「また知らないこと出てきた…もうweb広告わかんない…」と自信を喪失し、生まれ変わったら絶対広告代理店なんかに就職しないと胸に誓った瞬間でした。
どうやらこの3つのパラメ、
- utm_source_platform(参照元プラットフォーム)
- utm_creative_format(クリエイティブのフォーマット)
- utm_marketing_tactic(マーケティング戦術)
は2022年3月頃に追加されたらしく、新しいutmパラメータの追加はおよそ15年ぶりのことなんだとか。
ちなみに、この3つのパラメータはUAでは使用できず、GA4のみで使用できるらしい。
UAでの計測は2023年7月1日に終了するという発表があってからGA4への移行作業でバタバタし出した人も多いだろう。
すなわち、2022年3月頃はまだUAを使用していた人が多く、そんな時にGA4だけで使用できるパラメが発表されたところで関心が集まらなかったのではないかと推測している。
(だから私もキャッチアップできていなかったのだと信じたい。)
新しいUTMパラメータについて調べてみた
色々調べたら以下のページが網羅的にまとまっており時系列的にもわかりやすかった。
なお、上記は2022年4月の記事なので、「日本語によるヘルプページの更新はまだありません。」と書いてあるが、2025年3月現在では日本語でも更新されています。
[GA4] トラフィック ソースのディメンション、手動タグ設定、自動タグ設定について - アナリティクス ヘルプ
[GA4] URL 生成ツール: カスタム URL でキャンペーン データを収集する - アナリティクス ヘルプ
上記ヘルプにも記載がある通り、各utmは以下の使用用途が想定されている様子。
utm_source_platform: 特定のアナリティクス プロパティにトラフィックを転送するプラットフォーム。予算やターゲティング条件を設定する購入者向けプラットフォーム、自然検索トラフィックのデータを管理するプラットフォームなどが該当します(検索広告 360、ディスプレイ&ビデオ 360 など)。
utm_creative_format: クリエイティブのタイプ(ディスプレイ、ネイティブ、動画、検索など)
utm_marketing_tactic: キャンペーンに適用されるターゲティング条件(リマーケティング、見込み顧客の獲得など)
utm_creative_formatとutm_marketing_tacticは中々良さそうかもしれない。
例えば、この記事内でも言及されている"Before these, you would have e to squeeze the details into your utm_campaign or use utm_content or utm_term, which wasn’t applicable.(これらが導入される前は、詳細を utm_campaign に詰め込むか、適用できない utm_content または utm_term を使用する必要がありました。)"
というように、utm_campaignやutm_contentにたくさん情報を盛り込んでいる人も多いのではないだろうか。
たしかにutm_campaignやutm_contentに-(ハイフン)や_(アンダースコア・アンダーバー)などでたくさん繋いで異常に長いパラメータを目にすることもありますよね。
そこで、例えば今まではutm_campaignやutm_contentに盛り込んでいたであろう、動画なのか静止画なのかカルーセルなのか等の識別情報や、リタゲなのかブロードなのか等の区別をutm_creative_formatやutm_marketing_tacticで代用できるかもしれない。
そうなるとGA上での分析の手間も減るかもしれない。(たぶん…。おそらく…。)
これら新しいパラメータはGA4のUIではまだリリースされていないという記事がいくつかあったので実際にGAで確認してみた。
まず、GA4のレポート画面のディメンションにはutm_source_platformにあたる「参照元プラットフォーム」がたしかに表示されていた。

以下のようにGoogleだけは取得できるらしい。

やはりGoogle広告だけは参照元プラットフォームの値として「Google Ads」を取得している様子。

utm_creative_formatとutm_marketing_tacticはまだレポート画面では確認できなかった。
ヘルプページにもその旨の注意書きが記載されている。

ただし、探索レポートのほうではutm_creative_formatにあたる「クリエイティブフォーマット」のディメンションが存在していた。

なお、先ほど挙げたスレッズの投稿者が書いているブログのこのページではutm_marketing_tactic(Session manual marketing tactic)を使ってGAでレポートを作成しているので、どこかに「マーケティング戦術」的なディメンションがあるのかもしれないが私には見つけられなかった。
~翌日追記~
utm_marketing_tacticありましたわ。
上記のブログのページ内に記載ありました。このヘルプページにもちゃんと書いてありますね。
下記の画面から赤枠ボタン押したら、

たしかにレポート画面にディメンションとして存在してました。

※探索レポートのほうには「マーケティング戦術」はない様子。
※セカンダリディメンションのほうにはない様子。
~翌々日追記~
APIやLooker Studio、BigQuery等への影響が気になる場合はこの記事の下記キャプチャの部分が参考になりそう?(この記事は手動トラフィックソースに関する内容。)

ルッカースタジオやBQは使わないので私はちんぷんかんぷんだが備忘録として残す。
utm_source_platform 参照元プラットフォーム
utm_creative_format クリエイティブフォーマット
utm_marketing_tactic マーケティング戦術 の活用方法
元々この記事の出発点は「SNS広告での効果的なパラメの命名規則ってなんだろな」でした。
また、utm_campaignやutm_contentに複雑で盛りだくさんな命名規則を付けると持続性・平易性・利便性という観点から好ましくないよなぁ、なるべく無駄なくシンプルのほうがいいよなぁ、と個人的には考えております。
そこで、utm_source_platformにはダイナミックパラメータでプレースメント情報を付与するのは一案かもなぁと思いました。
meta広告であればutm_source_platform={{placement}}、
TikTok広告であればutm_source_platform=__PLACEMENT__というような感じ。
>meta広告のURLダイナミックパラメーターの仕様のヘルプページ
utm_creative_formatはstill、video、carouselとかになるのでしょうか?
utm_marketing_tacticはretargetingとかsimilarとか…?
とりあえず配信目的やターゲティングを入れていくことになるのかな…?
とはいえ、まだ未完成のパラメという立ち位置のようなので考えすぎも良くないですね。
じゃあ結局のところパラメの命名規則の最適解って何なんだよというところに原点回帰するわけですが…。誰か教えてください。
余談:meta広告のutmパラメータ自動付与について
meta広告ってutmパラメータを手動で付与しなくても自動でGAに反映されるって知ってました?
2024年1月からそのような仕様になってるとこちらのヘルプページにも記載されている。

「自動的に追加されている”可能性があります”」ってなんやねん。
と思ったけどたしかに何個か広告開いてURL確認したらちょこちょこパラメが付与されてないリンク先もありました。
たぶん広告フォーマットとかキャンペーンか広告セットの配信目標の影響とかだと思います。ホワイトペーパーダウンロード広告とか。知らんけど。
こんな記事をここまで読む人っておそらくちゃんとした人だと思うんです。
で、ちゃんとした運用者だと最初からパラメをつけた上で配信することが多いだろうから意外と気づかない人が多いのではないでしょうか。
私は怠け者なのでパラメを付与せず配信して、その後にGAを見て「なんだこの参照元/メディアは…!」と偶然発見しました。
なるべく自動で補えるなら自動にまかせてしまいたい人間なので、どういう風に付与されるのかなと思って調べたのが以下のツイート。
metaの自動付与パラメめも
— きのこ (@kinokowork) 2025年3月11日
utm_source={{site_source_name}}(igとかfbとかが自動付与)
utm_medium=paid(固定で付与)
utm_campaign={{https://t.co/S1FOUdEisn}}
utm_term={{https://t.co/XDDCw5hUS6}}
utm_content={{https://t.co/JvMwrnAp88}}
自動付与されてない広告もあるっぽい?リード広告?
結構前から知ってはいたのですが、改めて確認してみて「utm_sourceが配信先プラットフォーム毎にfbとigで自動的に区別して付与されるのは良きだなぁ」と思いました。
もちろん、デフォルトチャネルグループもPaid Socialに振り分けられます。

fbもigもGA4の参照元リストに記載あったんですね。
(昔からあったっけ…?)

ちなみに、自動付与だとmeta広告のutm_mediumはpaidで固定され、
TikTok広告のutmパラメータ自動追加機能を使用するとTikTokもutm_medium=paidの値が付与されます。
そのため、SNS広告のutm_mediumはpaidで統一するのがいいのかなと思いました。
TikTokはutm自動付与トグルをオンにすれば
— きのこ (@kinokowork) 2025年3月12日
ソース=tiktok
メディア=paid
キャンペーンID=動的付与
キャンペーン名=動的付与
コンテンツやタームは任意というわけか。
2025年5月18日追記
4月か5月頃から自動付与のされ方がちょっと変わってました。

詳しくはこちらのツイートでご確認ください。
(なぜかポストの埋め込みができないのでリンク飛んでご覧いただけると幸いです…)
まとめ
- 「utm_source_platform」「utm_creative_format」「utm_marketing_tactic」の3つの新しいパラメータが15年振りに2022年3月頃からGA4に追加された。
- レポートで見れるのは「utm_source_platform(Google Ads)」だけ。
- 探索レポートでは「utm_source_platform」「utm_creative_format」が見れる。
- 「utm_marketing_tactic」はまだUI上に表示されていない?
- 「手動」のレポートであれば「参照元プラットフォーム」も「クリエイティブフォーマット」も「マーケティング戦術」も見れる。(ただし、セカンダリでは「マーケティング戦術」は見れない。)
- 今後のutmパラメータの管理や命名規則に影響を与えるかもしれない。
なお、この新しいパラメの検索ボリュームはこんなに少ない。

パーっと調べた限り、日本でこの3つのパラメについてしっかり言及しているのはこのサイトだけ。
あとは海外のページばかりでした。
で、話はこの記事の最初に戻るのですが、SNS広告で有用かつシンプルなパラメータの命名規則ってなんだろうか…
こんな記事書いてる場合じゃないぞ。。。
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