きのこの広告運用備忘録

現役web広告運用者による備忘録です。

広告運用に関する記事はインハウス担当者からしたらあと1歩足りてない

インハウス運用担当者ミートアップに関する記事のアイキャッチ

代理店からインハウスに転職して気づきました

代理店から転職してインハウスでマーケティングをやることになりました。

(マーケティングと言ってもほぼwebマーケティングだし、webマーケティングと言ってもほぼ広告運用が目下の任務なので仕事内容はあまり変わらないのですが…)

 

代理店から事業会社に移ると、驚き・学び・気づきの連続です。

 

そして最近気づいたのは、ネットに蔓延る広告運用に関する情報はすべて代理店側によって発信されているということです。

 

たとえば、事業会社の悩みとして「広告効果は良くなっているのに売上には繋がっていない」という悩みはあるあるですよね。その謎を紐解くには「コンバージョン単価じゃなくてリード単価や商談単価・LTVで見ていくべきだ」という壁にぶち当たります。

よくXでも「CPAだけ追っても意味ない」とか「うちはCPAじゃなくLTVを見て運用の支援をしています」とか言ってるポストをよく見かけますね。

 

で、なるほどぉと思って「CAC web広告 可視化」とかでググるわけです。そうするとどうでしょう。「CACとは?」とか「CACの計算方法」「CACの重要性」「CACを下げるためには」などの記事ばかり。

 

 

そうじゃねーんだよ。

なんでそんな記事ばっかりなんだよ。

 

CACの重要性や計算方法なんかわかってるし、少し調べればわかるっつーの。

インハウス担当者が知りたいのは過程と具体なのよ。

 

CACを算出するためには各媒体のデータ(広告費)とその媒体経由で発生したリードとの紐づけが必要ですよね。そこに四苦八苦してる担当者が多いわけ。

で、紐づけた後はどうやって可視化しているのかの具体も知りたいわけ。

「Looker StudioなどのBIツールで可視化しましょう」じゃなくって、知りたいのはそこに行くまでの過程とか、BigQueryに落とすんだとしたら落とし方や落とした後の具体。

データを結合するためのキー項目はどうするのか、事前にどのような実装をしておかなければならないのか、その実装をするためにエンジニアとどのようなコミュニケーションを取らなければならないのかなどの具体。

BigQueryとかSQLを必要としないもっと簡易的な代替手段はないのかという具体。

BigQueryやSQLで頑張って実装したとしてもその運用は小難しくて社内で浸透しないのではないか、属人化してしまうのではないか。そういった実際の体験談や属人化させないための具体。

 

そういう実際の過程と具体がない情報ばかりで、べき論や理想論ばかりがネットに溢れていて「インハウス担当者目線じゃない記事が多いなぁ」と転職してから気づきました

 

当然、情報自体に価値があるのでタダで公開する人は少ないです。元々代理店側にいた人間なのでそんなことは重々承知です。

 

ただ、穿った見方をすれば「弊社だったらBQ使って可視化させられるよ」という匂わせだけして、運よく受注できたら実装してあげて、会社に依存させて、契約切れなくして売上を上げるという魂胆なのでしょう。過程と具体まで公開しちゃったら自分たちで実装したり他社にマネされたりしちゃいますからね。

 

でも、インハウス化がトレンドの現代で代理店依存のやり方は果たして妙策なのでしょうか?

 

いずれにせよ、インハウス担当者が欲しい真の情報はネットからでは入手しづらいということに改めて気づかされました。

 

「じゃあお前が書けよ」と言われるかもしれませんし、「俺が書こう」と思ったときもありました。

でも、リスキーすぎて止めました。

インハウスの担当者がノウハウの記事を書いてしまうと、それって社内のマーケティング施策について公開しているのとほぼ同じ意味をもってしまうから

 

それってめっちゃリスクありますよね。特に私みたいな窓際の末端社員がそんなことやったらなんかめんどくさいことになりそう。

 

これがインハウス担当者目線での記事が世の中に出回らない原因なのだろうなと気づきました。

 

でも当然といえば当然ですよね。なぜ情報を発信するのかといえば、単純に集客のためだから。耳寄りな情報を発信することで自社のスキルの高さを誇示し、知名度を上げ、接触機会を創出し、売上を上げるというインセンティブのために情報発信するのです。

 

あえて全てを記さないことで「この先の情報が欲しければ問い合わせしてね」という狙いがあるのだと思いますが、その情報収集のためだけに問い合わせるのは申し訳ないし、そもそも面倒。

 

だからインハウス担当者が本当に欲しい情報にあと1歩届かない歯がゆい思いをすることが度々あります…

 

そんなモヤモヤを抱えていたところ、たまたま声をかけていただいたのでこの会にいっちょ噛みさせていただきました。

インハウス広告ミートアップの画像

4/16(木)インハウス広告担当者ミートアップ(IAM)を開催します - ブログ - 株式会社JADE

※私の懐には1円も入りません。普通に運用者の輪を広げたいので参戦します。

 

まだ枠は空いてるようなのでぜひ表には出てこないような会話をしたいです!

インハウス担当者の生々しい話や「よその会社ってどうやってるの?」みたいな実際のリアルな話で「わかる~…!」とか「そうなんですか…⁉」みたいな気軽な交流をまずはしたいです。

(あわよくば、ちょっと困ったことがあったときにDMとかで気軽に連絡や相談できるような友達ができたら嬉しいなと思ってるくらいです…そんな気楽な想いでいっちょ噛みしちゃってます…笑)

 

めっちゃ細かい話をしてもいいですか?

インハウス担当者がマーケティングノウハウを発信したとしても何のメリットもなく、むしろリスクのほうが大きいので世の中に情報が出てきづらい。

 

調べものをしていても「それが最適な手法なのはわかってるけど、社内の実情と照らし合わせると今は難しそうだからもっとアナログな方法でもいいからなんとかならないかなぁ。」と思うことがあります。あとはやっぱり代理店目線で書かれている記事はなんか表面的なことが多い。

 

例えば、utmパラメータについてとか。「utm_source 参照元とは?」なんて記事はもうお腹いっぱい。

私が知りたいのは、「utm_sourceとかutm_mediumの命名規則には異論はないとして、utm_campaignやutm_contentってどんな情報をどの粒度で入れてる?」「それは検索広告とSNS広告とで同じルールで付けてる?」「SNS広告やディスプレイ広告のutm_termには何を入れてる?」「utmの値に細かく情報を入れたとして、ぶっちゃけちゃんと分析に活用できてる?」とか。

私はまさにこんな感じの「代理店側がこんな記事を書いたところでなにもメリットがなさそうな事柄」について知りたいと思うことの方が多いです。

 

もっと細かいところも言うと…

他にも細かいところだと、

ダイナミックパラメータでキャンペーンや広告のIDを入れるのが最適かな?utm_idにキャンペーンIDを入れてるから、utm_campaignにはキャンペーン名をダイナミックパラメで入れてる?てことはキャンペーン名って全部英数字で命名してるってこと?そもそもBigQueryを使うことを想定してキャンペーン名は英数字だけで構成しておくほうがいいのかな?でも別部署もGA4を見るケースがあるから、例えばutm_contentに広告IDだけが入ってる状態って何の広告経由なのかパッと見でわからないからまずいんだよね…。SFAやCRMにutmの値が格納されるように実装した場合、セールスの人たちはSFA上で流入経路を判別してるからやっぱりダイナミックパラメータを使ってIDの数字だけが入る状態じゃ不便なんだよね…。というかSFAとかの顧客管理システムにutmを格納するように実装してる?ダイナミックパラメをフル活用してる会社ってきっとBigQueryを活用して商談単価とか可視化してるよね?その運用で実際に社内で活用できている?社内でSQL叩ける人材がいるの?データ見たいときその人に都度依頼してるの?その人が辞めたらどうするの?社内の教育体制とかどうやってるの?そのソース元のデータが合ってるかって確証持ててる?代理店に依頼してる場合、その代理店とは一生付き合っていくつもり?リプレイスの可能性があるとしても、その良し悪しを判断できるほどの知見はあるの?BigQueryを利用してない場合どうやって可視化させてる?スプシとかで手動?手動の場合は毎月どれくらいの時間工数が割かれてる?もし結構な時間を割いてるんだとしたらマーケターとは別に集計担当や事務員さんみたいな人がいるの?というかマーケの組織体制や役割ってどうしてる?それとも流行りのAIとかで自動化してる感じ?Claudが流行ってるらしいけどキャッチアップする時間なくね?平日無理だから土日とかで勉強してる?マジでAI活用ってどうしてる?AIだけじゃなくてそもそもシステム周りの連携とかって難しくね?エンジニアとのコミュニケーションうまくいってる?web広告と顧客管理システムは連携させてる?連携させてるとしたらぶっちゃけみんなどこまで活用できてる?拡張コンバージョンとかオフラインコンバージョンとかカスタマーマッチとか媒体に連携させてる?ちなみに連携させるために法的ハードルはクリアしてる?大手の厳しい会社だとNGなケースない?そもそも法律面ってどうやってキャッチアップしてる?法務とアドテクとの橋渡しのためのコミュニケーション難しくね?

 

というような、「実際のところ皆はどうしてる…?」という所もインハウス担当者って知りたくないですか?私は知りたいです。マジで知りたい。

 

でもこんな実際の赤裸々話は絶対に表に出てきませんし、こんな悩みを相談できる仲間もいなくないですか?

この会でなんかいいきっかけにならないかなぁ~という思いで参戦しました。

 

自己紹介

私がどんな人物なのかわからないと私と話したいとも思ってもらえないはずなので、できること・できないことを記しておきたいと思います。

 

経験したこと・できること

  • web広告運用全般(Google・Yahoo・meta・Microsoft・LINE・TikTokなど主要な媒体は一通り触ってます。運用型のTVerとかABEMAとかもちょっと触ってました。)
    • 各媒体の話をしたい人はぜひ歓談の際に話しましょう!
  • 前職は代理店で顧客折衝、入稿、運用、レポーティング、効果検証、改善提案まで一気通貫でやっておりました。
    • 代理店とのコミュニケーションでお困りの方はぜひ話しかけてください!
  • BtoCでダイレクトマーケティング(アドアフィリエイト)やASPなどもちょっとやってました。
    • 今はBtoBですがtoC系も多少は話せると思います!
  • LPOとかCVRを上げるための施策もやったり。
    • この辺もぜひ!
  • セールスライティング得意です。

 

やったことないこと・できないこと

  • Criteoやショッピング広告とかのデータフィード系の配信
  • コールトラッキングツールを用いた電話CV計測
  • 来店コンバージョン系
  • アプリ案件の運用

※広告運用って言っても幅広すぎるからやったことないことたくさんあります…

 

勉強中・キャッチアップしなければいけないこと

  • データ統合・可視化関連(広告から受注までの可視化・BigQuery・SQL・その他アナログな方法でのデータ統合など)
    • この辺が得意な”運用者”っているのかな…?
  • AI関連(活用事例・Claud・MCPサーバー)
    • さぼりすぎて全くキャッチアップできてない…
  • 各社のマーケティング部門の掌握権限や管轄、組織体制
    • インハウスになるとこういう社内連携の話もぜひ聞きたい…
  • web広告の周辺領域への広げ方・キャリア
    • 万人の悩みだと思うので一緒に話したい

 

以上のような感じで、私自身がやったことないこと・わからないことだらけのレベルですので、ぜひインハウスの担当者の方となにか共有できるものがあればと思い参戦しました。

 

ぶっちゃけてしまうと、代理店とかがいる交流会だと営業かけられてうざいですし、ポジショントークが多すぎて「事業会社の実情に則した情報」というのが得られないし、そういう交流会に顔を出す人って営業マンや役職者ばかりで現場の実務をやっていない人が多く何の参考にもならずガッカリすることが多かったです。

今回はインハウス運用の担当者に限定されているので「なんかこれまでと違って面白そうかも…!」ってな感じで私も話に乗っかったレベルですので、ぜひ皆さんも気軽に参加していただけると嬉しいです。

 

一応釈明だけさせてください

代理店や支援業者が発信する情報をこき下ろすような書きぶりがありますが、決してすべての会社がそれに当てはまるわけではありません。

実際に今回も支援会社のJADEの小西さんに企画サポートをお手伝いしていただいております。そうなると「結局裏で支援会社がつながってんのかよ。てことはやっぱり営業ぽいことされるんじゃねーの?」と思いますよね。大丈夫です、安心してください。参加後にメルマガくらいは飛んでくるかもしれませんが営業電話がかかってくることはありません。そんなつまらないことをする会社ではありません。だから私もこの交流会に乗ったわけです。

(ちなみにJADE社から定期的に発せられるニュースレターは面白いし勉強にもなるので受信しておいて損はないはずです。私も毎回楽しみにしています。)

信用できる支援会社はたぶん両手で数えられるほどしかないかなと思っていますが、そのうちの1社がJADEさんなので皆さんも不審がらずにご参加いただければと思います。

インハウス広告ミートアップの画像

4/16(木)インハウス広告担当者ミートアップ(IAM)を開催します - ブログ - 株式会社JADE

 

Instagramフォロワー獲得のための広告運用はこれ一択

Instagramフォロワー獲得のための広告運用の表題画像

下記のような目的でInstagramのフォロワー数を増やしたいという会社は多いのではないでしょうか。

  • 商品やサービスの認知を広げたい
  • 商品やサービスの理解促進につなげたい
  • 既存のユーザーとのコミュニケーションに役立てたい

 

そう考えてInstagramの運用を頑張っても、なかなかフォロワー数は増えず、インサイトを見たところ、「そもそも閲覧数やリーチ数が少ない…これではいつまで経ってもフォロワーを増やすなんて無理だ…」と悩んだ担当者も多いことでしょう。

その解決策として「じゃあ広告配信して半強制的にインプレッションを増やせばフォロワー獲得につながるのでは?」という考えに至ったこともあるかもしれない。

 

※ちなみにフォロー等のエンゲージメントを条件として現金同等物や金銭的価値のあるものを提供するようなオファーはやめましょう。それらはコミュニティ規定に違反しており最悪の場合アカバンされます。なお、金銭的価値のあるものではなく「フォロー&いいねで自社商品が当たる」であればOKとか、フォロー等のエンゲージメントを条件としない場合、例えばマストバイキャンペーンの場合には規定違反ではないという見方もあり実務でも行われているようです。

 

ということで、Instagramのフォロワー獲得×広告運用に関する最適解についての備忘録を書いていく。

 

 

結論:広告を使ってInstagramのフォロワー獲得を目指すなら、「Instagramプロフィールへのアクセス数を最大化」が最適

先に結論から言うと、Instagramのフォロワーを伸ばすために広告運用を活用する場合は、「Instagramプロフィールへのアクセス数を最大化」のパフォーマンス目標で配信すべし

 

ここから下のセクションは蛇足なので暇な人だけ読んでください。

 

Instagram広告(meta広告)にはCPF課金(Cost Per Follow)のメニューは存在しない

LINE広告(やYahoo!広告)にある「友だち追加広告」のようなCPF課金のメニューはInstagram広告(meta広告)には存在しません。

 

CPF課金のメニューはないけども、Instagram広告にはフォロワー獲得を目的とした配信メニューは存在します

 

※2025年10月現在で「Instagram広告でフォロワー獲得を目的とした配信メニューは存在する」と断言すると賛否両論が巻き起こるかと思いますが、根拠と経験則を踏まえてあえて私は断言するスタンスで書きます。

 

なぜmeta広告にはCPF課金のメニューがないのか

ちなみに「なぜInstagram広告にはCPF課金のメニューがないのだろう」と常々疑問に思っていたのですが、それには2023年8月に発生したX広告のフォロワー獲得(CPF課金)メニューが廃止された出来事がヒントになるかもしれません。

 

以前は下記のように、X広告には「フォロワー数」というキャンペーン目的がありましたが、現在は廃止されています。

2023年8月以前のX広告のキャンペーン作成画面キャプチャ

2023年8月以前のX広告のキャンペーン作成画面

廃止された理由は様々な推測がなされるのですが、私は「CPF課金はX社にとって収益性が低い広告メニューだったから」だと考えております。

 

2022年にイーロン・マスクによってTwitterが買収され、2023年以降はサービス名やロゴの変更などドラスティックに様変わりした印象を受けます。中でも、有料プラン(バッジ)やクリエイター収益配分プログラムなど、Xの収益性改善のテコ入れを重視している印象を受けます。

 

そういったことを踏まえると、CPF課金はX社にとってコスパの悪い配信メニューだったのかもしれません。

その名前の通り、CPF課金(Cost Per Follow)の配信メニューはフォローが発生しないと広告費が発生しない、つまりはX社にとっての収益が発生しません。広告が表示されたりしただけでは1円の稼ぎにもならないのです。

 

例えば、日本マクドナルドの公式Xアカウントのフォロワー数は2025年10月現在945.8万人です。すごいフォロワーの数です。

このアカウントがCPF課金で配信したとき、どれだけのフォロワー獲得が見込めるでしょうか。

 

web担フォーラムの記事を参照すると、XのMAUは6,800万人とも言われています。
マクドナルドの公式サイトによると、マクドナルドの公式アプリのMAUは2023年12月時点で2,600万人です。言わずもがな、マクドナルドの存在を知らない日本人はいないと言っても過言ではないでしょう。
Social Insightのページによると、現在日本で最もフォロワー数の多い企業アカウントはスターバックスコーヒーで2025年10月現在は954.4万人です。

 

これらを考慮すると、「マクドナルドのXアカウントをフォローするような人はすでにフォローし尽されているのでは?」と考えてもおかしくはありません。CPF課金の広告配信だけで新規のフォロワーを獲得するにはハードルが高そうです。

 

じゃあフォロワー数が少ないアカウントであればフォロワー獲得の難易度が低いのかというと決してそうではありません。フォロワーのアカウント数が少ないということはそれだけ認知度が低いということであったり、SNSでの発信内容が魅力的でないということの裏付けにもなり得るからです。そのようなアカウントでフォロワー獲得広告を配信しても中々フォローされづらいという現実もあります。

 

上記のようなネガティブな見方を前提にすると、「限りある広告枠を収益性の低いCPF課金の広告で埋められるくらいならいっそのこと廃止しよう」という判断になったのかなと想像しています。(※個人的な妄想です。)

 

このような収益性の課題を見越してInstagram広告には当初からCPF課金のメニューを置かなかったのではないかと想像しています。(※個人的な妄想です。)

 

じゃあなんでLINE広告にはCPF課金の「友だち追加広告」のメニューがあるかというと、LINE公式アカウントの有料プランのほうでマネタイズできるからではないでしょうか。だからCPF課金メニューについては多少収益性が低くても、友だち追加広告によってLINE公式アカウントの友だち数が増え、LINE公式アカウントの活用を企業に促し、有料プランに移行する企業が増えることで、LINE社(LINEヤフー社)としてはサブスク収益が発生するため、CPF課金の配信はむしろうま味がある配信メニューとなっているのではないでしょうか。(※個人的な妄想です。)

 

ちなみにTikTok広告にもCPF課金があるようです。LIVE配信とかTikTokショップとかの関係でこれも広告以外にマネタイズできる手段があるからでしょうか?TikTokは詳しくないのでちょっとすいません…

TikTok広告のフォロー獲得メニューのキャプチャ

 

Instagram広告に「Instagramでのフォロー」という指標が追加された

2025年9月9日のアナグラム社の以下のポストをきっかけに、広告によるフォロワー数への影響を可視化できるようになったという事実を知りました。

 

当時はまだ一部の広告アカウントでしかこの指標は確認できなかったのですが、順次対象アカウントが拡大されており見れるアカウントが増えてきました。

Instagram広告のフォロー獲得指標のキャプチャ

列のカスタマイズから表示可能

これまではインサイト等でフォロワー数を前後比較して、その差分をフォロワー獲得の費用対効果としてざっくり算出するのが一般的な効果測定の方法だったと思います。

 

すなわち、そのやり方だとオーガニック経由(広告を配信せずとも獲得していたであろうフォロワー獲得数)も含まれてしまうため、純粋な広告効果とは言えませんでした。

 

しかし、今回実装された「Instagramへのフォロー」指標によって、広告によるフォロワー獲得の貢献度を可視化することができるようになりました。

Instagramへのフォロー指標とその説明文

「Instagramへのフォロー」とその説明文

なお、まだ公式ヘルプ上には解説ページはないようです。

 

ちなみに、カスタム指標を使用すれば下記のようにフォロー獲得単価の指標も作成できるので便利ですね。

カスタム指標を使用してフォロー単価を算出する方法

 

実はこの指標が追加されたことに私は驚きました。

「XやTikTokなどのほかのSNS広告は広告経由のフォロワー獲得数の指標があるのに、なぜmeta広告にはずっとその指標がないのだろう?実装するのにそこまでハードルは高くないはずなのになぁ。」と疑問に思っており、metaのサポートと話す機会があったのでなんとなく質問してみたところ「個人の特定につながり得るからきっと実装しないんじゃないですかね?広告経由フォロワー獲得数の指標を実装した場合、例えば1000円配信してフォロー獲得1人だったとしたら、その一人を特定し得ることにもつながるからたぶん今後もその指標の実装はあり得ないと思います。」と回答されたことがあり、なるほどなぁなんて思っていたのですが結局実装されたので驚きました。できるんだったらなんでもっと早くから実装しなかったのか…。

 

この指標の追加の件もあって、「今後Instagramのフォロワー獲得に関する広告配信にも何か変化があるかもなぁ」なんて思っていたところ、やっぱり変化がありました。

 

その変化のおかげで、私の”ある仮説”の確度が高まったためこの内容を備忘録として残すに至りました。

 

Instagramのフォロワー獲得目的での広告配信は「Instagramプロフィールへのアクセス数を最大化」がおすすめ

さて、前置きがだいぶ長くなりましたが、Instagramのフォロワー獲得を目的とした広告配信は”パフォーマンスの目標”を「Instagramプロフィールへのアクセス数を最大化」にして入稿すべきです。

Instagramプロフィールへのアクセス数を最大化のキャプチャ

 

キャンペーン作成画面の”キャンペーンの目的”を「トラフィック」に選択すると、上記キャプチャのように広告セットの作成画面で”コンバージョンの場所”に「InstagramまたはFacebook」の選択肢が表示され、それにチェックボックスを入れると”パフォーマンスの目標”で「Instagramプロフィールへのアクセス数を最大化」を設定できるようになります。

キャンペーン作成画面でトラフィックを選択したキャプチャ

キャンペーンの目的を「トラフィック」に選択すると広告セットで「Instagramプロフィールへのアクセス数を最大化」が選択できるようになります。

 

「Instagramプロフィールへのアクセス数を最大化」にして広告配信すると、「Instagramプロフィールを見る」というCTAボタンで表示され、そのCTAボタンを押すとプロフィール画面に遷移します。

 

この「Instagramプロフィールへのアクセス数を最大化」という設定は、私が把握している限りでは2023年12月末頃~2024年3月のどこかで実装された機能だと認識しています。

 

それ以前も「Instagramでフォロワーを増やすために広告配信をしたい」というニーズは当然あったのですが、その当時はリンク先URLにInstagramプロフィールのURLを設定してプロフィール画面に誘導するという策を講じていました。

導線自体は「Instagramプロフィールへのアクセス数を最大化」設定と変わらないですね。

 

しかし、導線自体は変わらないのですが、その2つの配信方法ではフォロワー獲得効率に明らかな差が出ました。

 

「Instagramプロフィールへのアクセス数を最大化」という”パフォーマンスの目標”を文字通りに飲み込むならまさに「Instagramプロフィール画面へ遷移する確率が高いユーザーに対して配信が最適化されていく」という理解がなされるはずです。

これは”パフォーマンスの目標”を「リンククリック数の最大化」に設定した上でリンク先URLをInstagramプロフィール画面に設定して配信した場合とほぼ同義のはずです。リンククリック数に最適化される≒Instagramプロフィールへ遷移する確率が高いユーザーに対して最適化されていく、ということになるから。

 

しかし、実際に試したところ、この2つの方法では明らかにフォロワー獲得単価に差が出て、「Instagramプロフィールへのアクセス数を最大化」のほうが圧勝でした。

 

「理論上はフォロワー獲得効率にここまで大きな差が発生するはずがないのに、なんで実際にはこんなにも結果が異なるのだろう…」と疑問に感じていましたが、自分の中では「『Instagramプロフィールへのアクセス数を最大化』ではプロフィールへの遷移に最適化されるが、内部的にはフォロー獲得にも最適化されている(フォロー獲得も強いシグナルとして働いている)のではないか」という仮説を立てておりました。そうじゃないと説明できないほどの差だったからです。

 

しかし、これは私の個人的な所感でしかなかったため公にはしてきませんでした。

 

ではなぜ今回「Instagramフォロワー獲得のための広告運用は『Instagramプロフィールへのアクセス数を最大化』一択だ」なんて断言するに至ったか。

 

それは、「Instagramプロフィールへのアクセス数を最大化」ではフォロー獲得にも最適化していることをmeta広告側が明示したから。

それが下記赤枠の注釈である。

Instagramプロフィールへのアクセス数のパフォーマンス目標にフォロワー獲得もシグナルとして働いていることの説明書き

「プロフィールにアクセスまたはフォローする確率が特に高い人への広告表示を試みます。」という説明書き

はっきりと「フォローする確率が特に高い人への広告表示を試みます。」と明記されていますね。これで私の仮説に確証が持てました。

 

なお、この説明書きは2025年8月~9月頃から表示されるようになったと思われる。私が把握している限りでは。

(たぶん8月の時点ではなかったような…おそらく「Instagramでのフォロー」という指標が追加された9月のタイミングで表示されるようになったんじゃないかなぁと思ってます。)

 

この説明文が表記される前後でフォロワー獲得効率に変動はないので、おそらく「Instagramプロフィールへのアクセス数を最大化」が誕生したときから”フォローする確率が特に高い人への広告表示”は行われていたのだと思います。

 

ちなみに、プロフィールへのアクセス広告に関するヘルプには下記赤線のように「プロフィールやページのフォローまたはエンゲージメントを検討するよう促すのに役立ちます。」との記載が書かれているが、これだけでは「最適化に使用されている」と言い切ることは難しく、

meta広告のヘルプページ

※赤線は筆者によるもの

同ヘルプページ内の”最適化”の項目を見ても、フォローする確率が高いユーザーに対して最適化されるとは書かれていない。

meta広告のヘルプページ

※赤線は筆者によるもの

また、「Instagram広告の目標を選択する」というヘルプページでは下記赤線のように「アカウントをフォローしてほしい場合は、プロフィールへ誘導しましょう。」というような書かれ方がされており、

meta広告のヘルプページ

※赤線は筆者によるもの

「パフォーマンスの目標について」というヘルプページを見ても下記赤線のように「 Instagramプロフィールにアクセスする可能性が高い利用者に広告が配信されます。」と書かれている。

meta広告のヘルプページ

※赤線は筆者によるもの

これらヘルプページの記載を勘案しても、「Instagramプロフィールへのアクセス数を最大化」での配信においてはフォローする確率が高いユーザーに対しても最適化されていくとは読み取りづらかった。

 

しかし、広告セットの入稿画面で「フォローする確率が特に高い人への広告表示を試みます。」とはっきりと記載されるようになったことで私のモヤモヤは解消した。

 

したがって、これまでは経験則や仮説でしかなかったが、プロフィールへのアクセス広告で配信すると、プロフィールへの遷移だけで最適化されるのではなく、フォローする確率が高いユーザーに対しても最適化されていくことが2025年9月頃から入稿画面に明記されるようになったため、Instagramのフォロワー獲得のための広告運用は「Instagramプロフィールへのアクセス数を最大化」での配信一択だと断言できるようになった。

 

まとめ

  • Instagram広告(meta広告)にCPF課金のメニューは存在しない
  • 2025年9月頃から広告経由でのInstagramフォロワー獲得数が指標として見れるようになった
  • Instagramプロフィールへのアクセス数を最大化(プロフィールへのアクセス広告)での配信はフォローする確率が高いユーザーに対しても最適化されていく
  • 上記が明記されるようになったのは2025年9月頃だが、それ以前から最適化には使用されていたと思われる

 

余談

「Instagramのフォロワー数を増やしたい」という要望はあるのですが、それが目的になってしまっている人が多いですよね。なぜフォロワーを増やしたいのか、フォロワーを増やしてどうしたいのか。それが明確になっていないと途中で方向性を見失い、中途半端な結果で何も得られずに終わってしまいます。

 

そして中途半端な結果で終わらせてしまうのはだいたい上層部です。「フォロワー増やして何になるんだっけ?」という鶴の一声で今まで積み上げてきたものが全ておじゃん。

さらには「今の時代SNSマーケは必須なんだからとりあえずフォロワーを増やせ」という指示を出すのもだいたいがお上の人だからなおの事たちが悪い。

 

SNSのコンテンツなんてのは積み上げてなんぼです。

コンテンツ単位や分断されたチャネル単位での影響の可視化なんてのは難しい。

たまたま広告で見て気になったからSNSで検索して公式アカウントや口コミで情報収集しているかもしれない、そのときは購入やフォローには繋がらなかったかもしれないけどふとしたきっかけでその商品を思い出してwebサイトで検索しているかもしれないし別のSNSでもう一度検索しているかもしれない。

現代のカスタマージャニーってなんでもかんでも効果を可視化できるほど単純な動きでしたっけ?

皆さんもご自身の購買行動を振り返ってみてください。テレビかSNSか広告かなにかで偶然知って、公式の情報を調べまくって、口コミやレビューを見て、迷いながらも結局購入の決め手になったのは何でもない1つの口コミだったりしませんか?

これまであなたが接してきた情報やコンテンツが積み重なって気持ちが揺さぶられ、その結果何でもない口コミ1つで無意識に決意するなんてことはよくあることです。

そんな偶発的な成就を可視化するなんてできるのでしょうか?

 

また、偶発的な成就の可視化には躍起になるのに、その反対には目を向けなくていいのでしょうか?

すなわち、せっかく気になって調べてくれたのに「このInstagramの投稿は昨年から更新が止まってるなぁ…」「なんか情報が薄くて不安だなぁ…」という理由で離反したユーザーがいる可能性は考えないのでしょうか?

更新の止まったSNSや、レベルの低いコンテンツによってユーザーが冷めてしまうことだってあります。中途半端なSNSやコンテンツマーケは偶発的な成就の阻害にだってなりかねません。それだったらやらない方がいい可能性もありますよね。

 

良くも悪くもアセットとして残るSNSやコンテンツマーケはやりきる覚悟と継続する忍耐が大切だと思います。

 

中途半端で終わってしまう原因として「web広告やデジタルマーケティングの見えすぎ問題」もあるのだと思います。webやデジタルは色んなものが数値として可視化されるため、あらゆる事象を効果測定できる魔法のようなツールだという錯覚に陥ってしまうことがあります。「こんなにも色んな数値が見れるんだから『わからない』なんてことはあるはずがない」という勘違い。「きっと~のはず」「おそらく~だと思う」という曖昧さを認めない頑固な態度。

偶発的な成就はしているのに、その偶発性の貢献度を可視化できないというだけであたかも「意味なし」というハンコを押されてしまう。

「すべてを数値化できるデジタルという手段を用いているのに、その貢献度を納得性のある数値で可視化できないということはすなわち意味なし」という無理解から生じる不時着。

 

見えすぎてしまうが故に大事なものを見落としているような気がしてなりません。

 

 

それでは聞いてください。

BUMP OF CHICKENで「天体観測」

www.youtube.com

見えないモノを見ようとして 望遠鏡を覗き込んだ
静寂を切り裂いて いくつも声が生まれたよ
明日が僕らを呼んだって 返事もろくにしなかった
「イマ」という ほうき星 君と二人追いかけていた

 

SNSやコンテンツはある程度の質さえ担保できればやったほうがいいに決まってるんだから、可視化なんて一旦無視して盲信して猛進しましょうよ。

 

 

X(@kinokowork)やってます。お気軽に話しかけてほしいです。

 

指名検索のCPCが高くなった件について

指名検索広告のCPCが高い原因に関する記事の表題

毎日毎日管理画面を見て、毎月毎月レポートを作成しているとあることに気づいた。

 

なんか最近、指名検索のCPC高くね…?

ということに。

 

そんなようなことをツイートしたところ、そう感じている人は私以外にもいたようだ。

(よかったぁ~…私だけの事象だったらどうしようと不安に思っていたのでこういうリプいただけると大変嬉しいです。。。ありがとうございました石黒堂さん。)

 

最初は「競合が出稿してきてるのかな?」とか「P-MAXやらAI-MAXやらインテントマッチのデフォルトオンやらの自動配信が主流になったことで意図しないオークションプレッシャーが高まったのか?」なんて考えてました。

 

でも、オークション分析画面や実際の検索結果を確認しても競合の出稿は見当たらないケースが多々ある。

 

そこに私は強い違和感を覚えた。

そしてある疑惑が頭をよぎった。

 

「広告ランクの下限値が引き上がっているのでは…?」

 

その線で分析していくと、私の中である仮説にたどり着いた。

この記事ではそこに至るまでの過程を備忘録として記載する。

 

 

「ランディングページの利便性」に関するアップデートが影響している?

2025年2月に、Google広告は検索広告の品質判定の構成要素の一つである「ランディングページの利便性」についてアップデートを行った。

 

これに関してはLIFT合同会社の「ランディングページの利便性」が強い指標になってきた?という記事を参考にされたい。

 

※まずはLIFTさんの記事を必ず読んでください。というかそれを読めばもう私の記事は読まなくていいくらいです。
※とってもわかりやすい記事で勉強になるし、ほかにも面白い内容の記事がたくさんあるのでLIFTさん大好きです。

 

 

さて、目を通していただいた上でLIFTさんの記事から抜粋させていただくと、

おそらく Google は指名クエリのようなユーザーの意図が明確な検索行為であればあるほどナビゲーションの有無による目的との乖離が起きやすいという傾向を、広告としての評価に組み込みたいのだと思われる。

とあるように、今回のアップデートは指名検索への影響が大きそうということが理解できる。

 

また、広告ランクのヘルプページも更新されているらしく、現在は下記のような記載になっている。

広告とランディング ページの品質 - Google 広告は、広告とランディング ページの有用性と関連性、クリックされた広告クリエイティブに基づくユーザーのランディング ページに対する期待値、ランディング ページのナビゲーションのしやすさ、その他の検索品質シグナルなど、複数の要素を評価することでユーザーに質の高い検索結果を提供することを目指しています。
広告の品質評価の結果は、品質スコアでわかります。品質スコアは Google 広告アカウントで確認できます。

※LIFTさんの記事では更新前後のヘルプ内容を比較できます。

 

さらには、LIFTさんの記事では上記の広告ランクのヘルプページに関して、

ちなみに、ヘルプには「検索品質シグナル」という項目も追加されているが、これはどうやらオーガニックでの検索品質評価プロセスを広告側にもフィードバックする仕組みのようだ。

広告ランクの閾値はクエリによってオークションごとに変動するが、それは例えばオーガニックで十分に検索意図を満たす(≒自然検索結果の予測クリック率が高い)場合に有料検索に必要な広告ランクの閾値(下限)が引き上がるため結果的に広告が出にくくなる、という動きがあるように、検索エンジン自体が SERP(検索結果)全体の評価が最大化するように設計されている結果である。

つまり、「検索品質シグナル」を加味するということは、オーガニックでの評価も考慮したうえで広告の LP も評価するぞという意味になるはずだ。有料(検索連動型広告:PPC)であろうが無料(オーガニック:SEO)であろうが、欲しい情報、かつ質の高いページへなるべくストレスなく誘導することが検索エンジンの価値なのだから、そういうユーザーフレンドリーな構造をより重要視していくぞという宣言でもあるのだろう。

という解説も書かれている。

 

以上のような点を考慮した結果、「ランディングページの利便性」にアップデートがあったことで、これまで配信していた指名検索広告の品質が下がり、さらには「検索品質シグナル」を加味した広告ランクの評価基準により、オーガニックで十分に検索意図を満たすであろう指名検索の広告ランクの下限値が引き上がったことが指名検索広告のCPC高騰の原因なのではないかという仮説が浮かんだ。

 

仮説が正しいのか検証してみた

ということで、実際にGoogle広告で指名検索を配信している案件を計4つ確認してみた。

 

【前提条件】

  • この章で言う[指名検索]とは1トークンの[商品名・サービス名・社名]の完全一致の検索語句を指します。
  • 入札戦略は目標コンバージョン単価(一部案件はポートフォリオで上限CPCを設定しているが平均CPCの3倍ほどの余裕を持って設定していた。)

※指名検索なのになんでtCPAで運用してんねんというツッコミはご遠慮ください…色々と事情があるんです…

 

その結果、2025年2月”頃”を境にCPCがおよそ1.5倍~3倍に上昇していた案件が2つあった。また、CPCは爆増しているのに上部のインプレッションシェアの割合は激減していた。この2案件は類似案件のため、案件Aと案件A´とする。

 

※2025年2月”頃”という曖昧な表現になってしまったのは、この案件Aと案件A´はシーズナリティが大きいという特性があり、停止した期間もあったり予算も大きく変わる月があったりと、同一条件下で定常的に配信できていた指名検索広告ではないからです。つまり、「25年1月まではCPCは安定しているけど、2月3月からはCPCが上がっているように見えなくもないがそれはアップデートの影響ではなくシーズナリティや予算の影響とも解釈できるし…でも4月からは昨対比で明らかにCPCが高騰しているから2月頃からCPCが上がっていると読めなくもないなぁ…。こっちに関してはちょうど2月からCPCが爆上げしてるけど1月は配信止めてたからちゃんとした比較はできないなぁ…」という感じで明確にCPCが高騰したタイミングを断言できませんでした。しかし、25年4月以降はこれまでと比較して異常なまでにCPCが高騰していると断言できます。

 

なお、案件Aについては同じ指名関連キーワードであってもユーザーの検索意図の違いによってLPを分けて配信している。

すなわち、1トークンの完全一致指名検索キーワード[社名]には汎用性の高いサービス紹介LPで配信して、例えば[社名 予約]というキーワードにはそのサービスの予約をする上で必要な情報や予約のしやすさに特化したLPで配信するというアカウント構造を取っている。

 

それらを分析した結果、[社名]×汎用性の高いサービス紹介LPの組み合わせはCPCが高騰していたが、[社名 予約]×予約特化LPの組み合わせではCPCの高騰はほとんど見られなかった。

※案件Aと案件A´は社名≒サービス名という側面がある。

 

この案件Aと案件A´とは対照的に、指名検索のCPCが全く高騰していない案件も2つあった。その案件を案件Bと案件B´とする。

案件Bと案件B´の指名検索はなぜCPCの高騰が見られなかったのか分析したところ、双方の共通点としてTOPページを遷移先としてランディングさせているという特徴が見つかった。

 

まとめると下記のようになる。

指名検索とLPの組み合わせを整理した表

※上記で言う「LP」とは、ナビゲーションを極力排除した広告用の縦長ページを指しています。

 

つまり、

  • [指名検索]でもCPCが高騰している案件(1番3番)とCPCに変化がない案件(4番5番)があった
  • 同一案件内でもCPCが高騰しているクエリ(1番)とCPCにほとんど変化がないクエリ(2番)があった

ということがわかった。

 

これら事象を

「ランディングページの利便性」にアップデートがあったことで、これまで配信していた指名検索広告の品質が下がり、さらには「検索品質シグナル」を加味した広告ランクの評価基準により、オーガニックで十分に検索意図を満たすであろう指名検索の広告ランクの下限値が引き上がったことが指名検索広告のCPC高騰の原因なのではないだろうか。

という仮説に当てはめてみる。

 

1番と3番の【[社名]×サービス紹介LP】の組み合わせのケースは、ユーザーの検索意図にLPの内容が合致していないという評価に変わったことでCPCが高騰したのではないだろうか。

すなわち、[社名]で検索したユーザーはその検索意図こそ明確ではありそうなものの、実際には「そのサービスの詳細を知りたい」というユーザーもいれば、「会社情報ページから最寄り駅を確認したい」とか「IR情報を見たい」とか「採用情報を見たい」とか「営業メールを送りたい」「ログインしたい」など実は検索意図は多様であり、ナビゲーションがないことでその多様なニーズを満たせていないという判定がされているのではないだろうか。

また、指名検索をすれば当然オーガニック1位にその会社のHPが表示されるわけで、ナビゲーションのないLPを広告として上位表示するよりはオーガニックを表示させる方がユーザーのニーズを満たすという判定がなされているため広告ランクの下限値が引き上がっているのではないだろうか。

その状況下でtCPAで運用していたから、広告を表示しようものならその広告ランクを満たすだけの価格でビッディングが行われるようになったのではないだろうか。

 

それに対し、2番の【[社名 予約]×予約特化LP】のケースでは、ナビゲーションがなくてもユーザーの検索意図を満たせているからCPCの高騰はほとんど見られなかったという解釈ができるのではないだろうか。

すなわち、[社名 予約]で検索するユーザーはほぼ100%「予約したい」という検索意図のため、そのユーザーに対して予約情報に特化したナビゲーションのないLPを表示させてもユーザーのエクスペリエンスを損なう広告ではないという判定がなされているのではないだろうか。

推測ではあるが、[社名 予約]×サービス紹介LPという組み合わせで仮に配信した場合は、ユーザーの期待に応えられておらずユーザー体験を損なう広告としておそらくCPCは高騰するのだと思われる。

 

4番5番の【[商品名]×TOPページ】のケースでも同様に、ユーザーの検索意図を満たせている広告だからCPCが変わらなかったではないだろうか。

すなわち、[商品名]と検索した際に、オーガニックが表示されようが広告が表示されようが行きつく先はいずれもTOPページであり、そこにユーザーのエクスペリエンスに差は発生しないからCPCも従来の価格と変わらないということになったのではないだろうか。

 

簡単にまとめると下記のような感じか。

指名検索とLPの組み合わせとCPC高騰理由を整理した表

 

以上のことから、ナビゲーションの有無に関わらず、ユーザーの検索意図(の多様性)に合致していないランディングページで配信している指名検索広告のみでCPCが高騰しているのだと考えられる

 

あとがき

指名検索の異常なCPCの高騰に気づき、それを調べていく過程でほとんど影響がなさそうな案件やクエリの存在を発見するに至ったのでなんとかこの謎を解明しようとアプローチを試みた。

 

本来、指名検索ではCPCの乱高下は発生しづらいはずであり、それゆえ、CPCが上がったとなれば「競合がうちの商標で出稿しているのではないか」と真っ先に疑う運用者も多いはず。ただし、冒頭でも記載した通り、競合の出稿が見られないのにCPCが高騰している事案が多発した。「指名検索でCPCが上がるのは競合が出稿しているからだ=指名検索でのCPC高騰要因は競合の出稿以外ありえない」という固定観念が今回の発見を遅らせた原因だと反省している。

冷静に考えればもっと早くに気づけそうなものだったが、まさかGoogleの広告品質システムのアップデートが原因だとは当時は微塵も思いつかなかった。

 

正直なところちゃんとした検証のためにはもっとサンプルが必要だ。私は指名検索広告を配信しないことも多く、そもそも検証するための「長期にわたって同一条件下で指名検索を配信できている案件」というのが少なく、今回の仮説も自信を持って言えるものではない。的外れもいいところかもしれない。過去一自信がない記事になった。

 

また、度々SNSで争いが起こる「品質スコア」と「広告の品質」と「広告ランク」の解釈についてだが、私もこの記事を書いていて混乱しゲシュタルト崩壊を起こしている。

私が書いたこの仮説、この書き方は合っているのか?解釈間違ってないか?という不安が今でも消えない。

「ランディングページの利便性」にアップデートがあったことで、これまで配信していた指名検索広告の品質が下がり、さらには「検索品質シグナル」を加味した広告ランクの評価基準により、オーガニックで十分に検索意図を満たすであろう指名検索の広告ランクの下限値が引き上がったことが指名検索広告のCPC高騰の原因なのではないだろうか。

 

「指名検索広告は配信すべきか否か」というのも度々話題に上がる。今回のケースから改めて思ったのは、「指名検索のCPCが上がりすぎて看過できないCPAになっているのであればいっそのこと指名は配信しない」という選択肢もありだと思っている。オーガニックの方にもう任せちゃえばいいじゃんと。もちろん、停止前後で比較検証は必須ではあるが。

ちなみに、指名のCPCの高さが気になり始めた当初、試しに入札価格(上限CPC)をほんの少し下げてみただけで配信量が激減する事態に何度も見舞われたことがある。おそらく手動入札に切り替えて昨年並みのCPC水準に設定してもほとんど配信が出なくなるんだろうなぁと思っている。

 

ランディングページの利便性に関するアップデートについて、「これからの指名検索ではナビゲーションが必須になる」という論調と「ナビゲーションが必須というわけではなく、ユーザーの検索意図に沿ったページを用意することこそが重要」という論調の2種類があったと記憶している。この記事でも書いた通り、私が観測できた範囲としては後者の方が有力だと感じている。つまり、今回のアップデートはユーザーの検索意図にあった広告を配信しましょうという原点回帰ともとれるのではないか。ユーザーの検索意図を重視するという本質を見失わないようにしようと改めて感じた。

 

ナビゲーションを排除したコンバージョンまで一直線のLPは商品への理解と没入感をもたらしCVRが高い傾向があるというメリットがある。ただし、今後はそのようなLPで検索広告を配信する際は、特定の指名検索クエリではCPCの高騰につながり、CVRが変わらないのであればCPAの上昇にもつながる。かと言って、CPCを下げるためだけにナビゲーションを追加してユーザーの寄り道を増やすことは没入感の散漫につながり、それが原因でCVRの低下を招いては元も子もない。また、新規顧客獲得を目的とした広告なのに、ログインページへの導線を設置したことで既存顧客から広告を踏まれるようになり広告費が発生していくことに納得がいかない人も多いだろう。

以上のようなことを考慮すると、指名検索広告自体を配信しないという選択肢も十分あり得そうだ。その場合、自社サイトの重要性が相対的に高まってくるのではないだろうか。つまり、今までは広告用ページが担ってきた新規顧客に対する自社商品への魅力付けを今後は自社サイトで担う必要が出てくる。自社サイトのコンテンツの質と量・わかりやすい導線設計・UI/UXなどの見直しが必要になるのではないだろうか。集客を広告に頼っている企業ほど広告用LPには力を入れるが、自社サイトは必要最低限の情報しか掲載していないケースはよくある。

改めて「指名検索をしてくれたユーザー」について向き合うべきなのかもしれない。

 

最後に

「私の案件では全然違った結果だったよ」ということがあればぜひ教えてほしいのでこのポストにリプかDMださい。

きのこ(@kinokowork)」という名前でXやってます。ぜひお気軽に絡みに来てください。

AIO対策とかLLMO対策って本当に必要?

AIOに関する記事のアイキャッチ画像

2025年現在のwebマーケティングの最先端とも言えようAIOを私は完全に理解しました。

 

・・・。

 

そんなわけあるかぁ

 

サムネに釣られてこのページを開く瞬間、きっとあなたは「AIOを理解しただぁ?調子乗っとのかワレぇ」とこんな顔をしていたことでしょう。

にらんだ顔のイラスト

 

 

最近巷にあふれるAIOだとかLLMOだとかGEOとかのノウハウ記事、なんなんだあれは。

「AIO支援始めました!」じゃないんだよ。冷やし中華か。

 

ぽまいらはすぐにハックだの対策だのうるさいんだよ。

なんだAI対策って。なんだGEOって。おれはレンタルビデオ屋しか知らねーよ。

 

 

おっと…

いきなり取り乱してしまった…

 

さて、AIOについての備忘録を書いていく。

 

なぜこの記事を書いたのか

AIOはおろか、SEOなんて門外漢なのでこんなこと書くつもりはなかったのですが、ちょっと自分の過去の記事を見返したくてGoogleで検索をかけたら下記赤枠のような発見が。

AIoverviewに自分のアイコンが映っているキャプチャ

あ、俺のアイコンがある。

 

たしかにAI Overviewsの2個目に自分の記事が載ってますわ。

AIoverviewの2つ目に掲載されているキャプチャ

 

ちょうど最近下記のようなツイートをしたタイミングでもありました。

※私はChatGPTのことを略してチャッピーと呼んでます。

 

GAを眺めててもChatGPT経由でキーイベントが発生している例を最近よく見るようになったので「AI経由もバカにできないなぁ」なんて思っていたタイミングで自分の記事をAI Overviewsで発見したもんだからちょっと興味が湧いて調べてみることにしました。

 

最近クライアントと話してても、ちょこちょこAIOの話が出てくるのでいつかは時間を取って調べなきゃとも思っていましたし。

 

ちなみにですが、基本的に私はAIO対策という表面的なテクニック論には反対派です

 

以上を踏まえて備忘録として残す。

 

GoogleのAI Overviewsで上位表示する方法

私が参考にしたサイトは「サーチエンジンジャーナル」という海外メディアのこの記事である。

※上記の記事はジオコード社のオウンドメディアのこのページ経由で行きつきました。

 

上記サーチエンジンジャーナルの記事内に「How To Rank In AI Overviews: 11 Tips For Organic Visibility」という大項目で「AI Overviewsで上位表示するための11のコツ」が記載されている。

 

その11個を列挙したものが下記になる。

  1. Add More Context To Your Articles(記事に文脈を追加する)
  2. Use Long-Tail Keywords(ロングテールキーワードを使用する)
  3. Leverage Structured Markup( 構造化マークアップを活用する)
  4. Optimize On-Page SEO(オンページSEOを最適化する)
  5. Target Keywords With Low Difficulty(難易度の低いキーワードをターゲットにする)
  6. Build Brand Credibility(ブランドの信頼性を構築する)
  7. Optimize For Mobile SEO(モバイルSEOを最適化する)
  8. Format Content For Easy Scanning(コンテンツを読みやすいようにフォーマットする)
  9. Focus On Simplicity(シンプルさに焦点を当てる)
  10. Acquire High-Quality Backlinks(高品質なバックリンクを獲得する)
  11. Publish Timely, Relevant Content(タイムリーで関連性のあるコンテンツを公開する)

※カッコ内はGoogleによる翻訳

 

上記一覧を見てどうでしょう。

各項目の詳細はぜひ元記事のほうを読んでいただければと思いますが、私は読んだ上で、

 

別にSEOと一緒じゃね?

 

と思いました。

だからAIO対策なんてのは現時点では不要なのではないかと。

 

正しく言うのであれば、

AIOには必要だけどSEOには不要である要素がない」とか、

AIO対策とSEO対策は地続きである」とか、

AIOための独立した施策はない」とかの表現のほうがしっくりきますかね。

 

とりあえず私は、現時点ではAIO対策のための施策を切り分けて考えることに意味はないと感じました。

 

また、AIO対策の一環として、

  • 文章はシンプルにしましょう
  • (AIに引用されやすいような)文章の構文を意識しましょう
  • FAQ・Q&A形式で書きましょう
  • 箇条書きを活用しましょう

などのライティング方法について語られることもあるが、これらもAIO対策のためだけに有用なナレッジではなく、ユーザービリティの観点からも言及されることは多い。

 

すなわち、「ダラダラと長い文章は読みにくいから、ユーザーにとって読みやすい文章を意識しましょう」という文脈で「一文は長くなりすぎないように」とか「箇条書きにして視覚的にわかりやすいように」などとSEOのシーンでも語られることが多い。

 

あとは「出典元や引用元などのソースを明記しましょう」というのもAIO対策の中で語られることが多いが、これもSEO対策としてのE-E-A-Tという概念の説明の中に包括されている。

というかそもそも、出典元を記載することの必要性は結局はユーザー視点に立てば自ずと導かれる。どこの誰だかわからないけど権威ありそうな人が書いたそれっぽい記事よりも、どこの誰だかわからないけどソース元がきちんと書かれている記事のほうがよっぽど信頼できる。権威ある人がソース元まできちんと書いたら其即最強也。

このセクションの冒頭で記載した「AI Overviewsで上位表示するための11のコツ」だって私は引用元を記載している。なぜなら、「ただの広告運用者がAIOの専門的知見なんて持ってるはずがないのに『11のコツはこれです!』なんていきなり提示されても疑わしいよなぁ」と自分でわかっているからだ。私の記事なんか信用されないことを前提に書いている。「私の記事を鵜呑みにしてくれとは一切思わないが、せっかく読んでくれたんだから少しでもあなたの一助になれば嬉しいです。」という気持ちから出典元を記載している。つまりは読み手にとってなるべく有益な情報を届けようという思いから出典元を記載している。したがって、出典元を記載するのはSEOやAIO対策のためではなく、あくまでユーザー視点を考慮した結果である。

※ちなみに私は備忘録として書いているので、「自分があとで見返したときに思考の順番まで遡れるように出典元を記載するようにしている」という思いのほうが正直強い。

 

 

結局のところ、2025年現在は

  • AIO対策というものを独立して考える必要はなく、
  • ユーザーファーストのコンテンツを作るという原点だけを考えるべき

というスタンスでよいのではないかと考えている。

 

そのため、AIO対策のためだけに別の業者に委託したり、既存の取引業者にAIO対策費として追加料金を支払うようなことは今はしなくてもいいのではないかと思っている。

 

ちなみに、AI overviewsとオーガニックのランキングシステムはそれぞれ異なるシステムであり、ほとんどの場合が互いに独立して機能するらしい。(こちらの記事を参考)

だからと言って、Googleの思想が異なるわけではないので結局のところユーザーファーストだけを考え続ければいいのではないかと考えている。

 

自分の記事のAIOでの引用のされ方についての所感

一般論だけを書いてもつまらないので私の記事がAI overviewsに引用されたことについて書いていく。

 

冒頭で貼った「ga4 cookie同意」で検索した際のSERPに表示されたAIOのほかに、下記のような記事でも引用されていた。

「meta広告 イベント設定ツール」で検索したときのSERP

「meta広告 イベント設定ツール」で検索したときの検索結果

AI overviewの1番目に表示されている画像

AI overviewの1番目に表示

 

ただし、引用のされ方に違和感を覚えた。

AI overviewに引用されているキャプチャ

AI overviewに引用されているキャプチャ2つ目

タイトルの通り、私の記事は「イベント設定ツールは使用すべきではない」ということをテーマに書いた記事なのに、ページこそ引用されているものの、イベント設定ツールに対する否定的な内容の記載は一切なかった。そして、記事の主題と異なる部分で上記の赤枠2か所で引用されていた。(そもそも2個目の赤枠については記事内で言及したかすら怪しい…)

 

「meta広告 イベント設定ツール」と検索するユーザーはきっと「イベント設定ツールとは何か」や「イベント設定ツールの操作方法を知りたい」という検索意図があるのだと推測できる。

 

①その検索意図に対して、「いや、イベント設定ツールは使わないほうがいいよ」なんて否定的な文章を提示することは検索意図に合った情報提供とは言えないのかもしれない。

②また、AI overviewがイベント設定ツールについて頑張ってまとめたのに「でもイベント設定ツールは使わないほうがいいかも」なんて自ら書くことは情報の一貫性を損なうことになりそうだ。

③さらには、否定的な文章まで記載すると概要にしてはtoo much過ぎる文章になってしまう気がする。

④もしくは、イベント設定ツールに対して否定的な意見がweb上にまだ少ないから、そのようなマイナーな見解はAI overviewsには記載されないのかもしれない。

以上の4つの理由から記事の主題部分で引用されなかったのかもしれない。(※これは完全に個人的な憶測です。)

 

ただし、上記①で「否定的な文章を提示することは検索意図に合った情報提供とは言えないのかもしれない」なんて自分で言っておきながら「イベント設定ツール」に関連する検索ではオーガニックで1ページ目には表示されている。

つまりはある程度は検索意図を満たしているということなるのではないだろうか。

Googleサーチコンソールのキャプチャ

「イベント設定ツール」を含むクエリでフィルターをかけたときのGoogleサーチコンソールの検索パフォーマンス画面

キーワードプランナーのキャプチャ

「イベント設定ツール」の検索ボリューム

 

以上のことから、SEOはユーザーのニーズを満たすコンテンツが上位表示されるが、AI overviewsの内容は検索ユーザーにとって都合の良いYESマンのような振る舞いをすることがあるのかもしれない

※ここまでくると完全に憶測。明確な根拠やソースは無し。

 

というか、AI overviewの内容と記事のメインテーマとが一致していないにも関わらずAIOで上位表示されているということは、結局のところオーガニックで上位表示されるような良質なコンテンツ作りに励むのが得策なのではないだろうか。

 

余談

ちなみに、上記キャプチャにある通り、「meta広告 イベント設定ツール」ではAI overviewで引用されているが、「meta イベント設定ツール」では下記の通り引用されていない。

「meta イベント設定ツール」で検索したときのAI overviewのキャプチャ

「meta イベント設定ツール」で検索したときのAI overviewのキャプチャ

なお、「イベント設定ツール」の単一ワードで検索したときにはそもそもAI overview自体が表示されなかった。

 

この違いはなんなのだろう…。

 

だからと言ってなんだというわけではないのですが、まさか「『meta広告 イベント設定ツール』では引用されてるけど、『meta イベント設定ツール』では引用されてないので対策していきましょう」とか変な業者が出てこないといいなぁと思いました。さすがにそんな業者はいないか。

 

まとめ

最近よく聞かれるんですよね…。

「AIO対策ってやった方がいいんですかね…?」って。

 

その際に私は「AIO対策という独立した施策のために新たな支出を増やすことは現時点では不要です」と自信を持って言おうと思いました。

 

もちろんこれは個人的な見解であり正解ではないので本当に有意義でテクニカルなAIO対策というものが存在するかもしれません。ですが、2025年7月現在は私には見つけられませんでした。

 

AIという新しい技術が誕生しても、「ユーザー視点」という本質を見失わないことを意識しようと改めて思いました。

 

2025年8月13日追記

こんな回りくどい記事を書かなくてもGoogle検索セントラルにはっきりと書かれてましたね…。「AI による概要や AI モードにコンテンツが表示されるための追加の要件はなく、別途特別な最適化を行う必要もありません。」と…。

Google検索セントラルのキャプチャ

 

ちなみにそのスタンスはBingでも同様のようです。

 

 

話は変わりますが、こんな記事を書いていると語弊がありそうだなと思ったので補足させてください。

今現在蔓延っている「AIO対策」について思うことは記事の通りなのですが、「今後AIによって検索体験がドラスティックに変革されるかもしれない」という未来を見越してチャレンジや投資をするというスタンスには反対しておりません。

その施策内容がAIOだけに必要なことなのか、現状のSEO対策では足りないのか、SEOの延長線上の施策では不十分なのか、AIO対策やLLMO対策というそれっぽい肩書きに踊らされてないか、その対策内容と費用は見合っているのか。

これらはしっかりと見極める必要があるかなと思っております。

 

 

GA4のセッションの計測のされ方がわからない

GA4のセッションの計測のされ方に関する記事の表題画像

※この記事は「わからない」ということを書いただけの記事です。

 

GA4のセッション数(トラフィックレポート)がわからない…

基本中の基本、キホンのキであるセッション指標がわからない…

 

例えば、下記Aさんのような導線でトラフィックが発生したとする。

 

▼Aさんの導線

  1. 検索広告経由で流入
  2. 離脱
  3. 5分経過(セッションのタイムアウト前)
  4. 自然検索経由で再流入

 

このとき、トラフィックレポートではどのように計測されるのか。

 

  • 検索広告でセッション1
  • 自然検索でセッション1
  • 計2セッション

としてカウントされるのか、

 

もしくは30分以内の再流入だから1セッションとしてカウントされるため、

  • 検索広告でセッション1
  • 自然検索はセッション計測無し
  • 計1セッション

としてカウントされるのか。

 

この疑問がずっと曖昧なままだったのだが、ちょっと重い腰を上げて調べてみた。

 

前提として、GA4のセッションのタイムアウトはデフォルトの30分とする。

GA4セッションのタイムアウトを調整する画面のキャプチャ

設定>データストリーム>タグの設定を行う>もっと見る>セッションのタイムアウトを調整する

 

 

GA4に関して困ったらまずはこの人、小川卓さんの記事が参考になりそうだ。

(GA4に困ったら私は勝手に全幅の信頼を寄せて小川さんの記事を参考にしている。)

 

上記の記事を抜粋すると、

  • (セッションのタイムアウトに関わらず)それぞれの流入元ごとの流入セッション数はカウントされる
  • ただし、(セッションのタイムアウト前=セッションは継続されているから)期間の合計数値は1回と表示される(※足してセッション数2にはならない)

ということらしい。

 

すなわち、上記Aさんの導線の場合、
セッションのデフォルトチャネルグループで見ると、

  • Paid searchのセッション数に1
  • Organic searchのセッション数に1
  • 合計のセッション数1

として計測されることになる。

 

小川さんの記事内にあるキャプチャと同様に、私のGA4でも各チャネル毎のセッション数を足すと3,497だが、期間合計のセッション数は3,471になっていることが確認できた。各流入チャネルの合計と期間合計のセッション数が合わないエビデンス画像

もちろん、下記の通りしきい値の適用はされていない。

しきい値の適用はないエビデンス画像


ちなみに、上記は2025年1月1日~3月31日までの当ブログのGA4のデータであるが、これを各月で見ると以下のようになった。

1月のGA4のデータ

 

2月のGA4のデータキャプチャ

 

3月のGA4のデータ

これは一体どういうことなのだろうか…もうこの時点でわからない…

 

この件は一旦置いといて、(置いときたくないけど。)

 


プリンシプル社の記事アユダンテ社の記事やその他多くの会社の記事では見解が異なるようだ。(この2社も困ったときに私が勝手に信用して参考にしている会社)

 

いずれの記事も「30分以内の別チャネルからの再訪だったら最初の訪問のチャネルにのみセッション数がカウントされる」旨の記載がされている。

 

すなわち、Aさんの導線の場合には、

  • 最初の流入である検索広告でセッション1
  • セッションタイムアウト前の自然検索経由の再訪はセッション計測無し
  • 計1セッション

としてカウントされるということらしい。

 

たしかに公式ヘルプのGA4のセッションの定義上ではこの説のほうが妥当な気がする。

上記の公式ヘルプを見る限りだと、「アナリティクスでは、ユニーク セッション ID の数を推定することで、サイトまたはアプリで発生したセッションの数を算出します。」とあり、

「ユニークのセッションID」とは「セッションが開始されると、自動的に session_start イベントが収集され、session_start イベントによってセッション ID(ga_session_id)とセッション番号(ga_session_number)が生成されます。」とあり、

「セッションが開始される」条件として「ユーザーがアプリをフォアグラウンドで開くか、現在アクティブなセッションがないとき(以前のセッションがタイムアウトした場合など)にページまたはスクリーンを表示すると、セッションが開始されます。」とある。

 

ということは、離脱後5分以内の再訪問は「(5分前に離脱した)アクティブなセッションが残っている状況でページを表示した状態」ということになるため、「セッションが開始」されず、つまりはsession_start イベントによるセッション IDが生成されないため「ユニークなセッションIDの数」が増えるわけでないから、離脱後5分以内の別チャネルからの再訪問はセッション数としてカウントされないという解釈ができる。

 

以上のことから、下記の2つの説があるようだ。

  1. 30分以内の再訪でも流入チャネル毎のセッション数としてはカウントするが期間合計としてはカウントしない説
  2. 30分以内の再訪はセッション数としてカウントしない説

 

色んなサイトを見てみたが、後者の説を前提とした説明をしているサイトが多いように感じたが、前者の説を指しているであろう「GA4のトラフィックレポートはUAの集客レポートと同じです」という説明をしているサイトも散見された。

 

以上の諸々を考慮しても、

  • 公式ヘルプを読む限りでは後者の説のほうが正しそう?
  • しかし、トラフィックレポートで実際に起きている乖離を鑑みると前者の説の方が合点がいく?
  • でも、たとえ前者の説に立ったとしても、期間の区切り方によってはその乖離幅が変動する原因は何だ?
  • さらには、各チャネルのセッション数の合計より期間合計セッション数のほうが大きくなるのはどういうことだ?
  • じゃあやっぱり後者の説が正しいのかというと「だとしたら各チャネルのセッション数の合計と期間合計セッション数との乖離はどう説明するんだ」

という疑問が堂々巡りしてしまう。

 

う~ん…やっぱりわからない…

 

じゃあGoogleに聞いてみようということで返ってきた回答がこちら。

GA4のセッションの関するGoogleからの回答

※メール内の「このシナリオ」とは冒頭のAさんの導線のことを指しています。

 

つまり、Googleからの回答は「前者の説寄り」というようだ。

(各チャネル毎のセッションの計測のされ方については回答が得られているが、期間合計のセッション数との不一致については言及されていないため「前者の説"寄り"」とした。)

※問い合わせといてなんだが、個人的にはGoogleからの回答はさほど信用していない。

 

ちなみに、コミュニティでも同様の疑問を持つ人がいたようだ。

 

まとめ

結局のところ、セッションのタイムアウト前の流入と離脱が複数回繰り返された時、その複数の流入元からトラフィックデータの扱われ方がわからないままに終わってしまった…

 

GA4わかんない…webマーケなんて嫌い…ということで下記のようなツイートを。

わからなすぎるし解決できる自信もないから調べることをやめにしました…久々にモヤモヤが残る結果となった…

 

もう一人の力では無理だなぁ…わからないことがあったときに時間かかりすぎてコスパ悪いなぁと思い始めた今日この頃。

いや、常日頃。

 

 

※特定の社名等を記載させていただいた部分がございますが決して他意はございません。むしろ、日々調べごとやTwitterで情報収集している中で、私が勝手に知識や技術力を信頼している会社様を尊敬の念からあえて掲出させていただきました。誠に勝手ながらいつも参考にさせていただき感謝申し上げます。

 

 

メモ

https://developers.google.com/analytics/blog/2022/hll?hl=ja
https://support.google.com/analytics/answer/15509398?hl=ja&utm_id=ad
https://support.google.com/analytics/answer/15598150
https://support.google.com/analytics/answer/11198161

【X広告】第三者配信の方法と見逃しがちな注意点

X広告の第三者配信の方法と注意点に関する記事のアイキャッチ画像

X広告(旧Twitter広告)の第三者配信とは、インフルエンサーや著名人(第三者)のポストを、広告主が主体となって広告として配信する仕組みのことです。

 

インフルエンサーマーケティングの流行りにより実施する事例が増えてきましたので、手順を忘れないように備忘録として残す。

 

 

X広告第三者配信のおおまかな流れ

  1. 広告アカウントを用意
  2. インフルエンサーから許諾メールを受領
  3. 第三者配信のフォーム申請
  4. 申請が承諾されたあと入稿

 

インフルエンサーから受領する許諾文のテンプレ

上記手順1.のX広告アカウントの用意や権限付与の仕方についてはこちらの記事を参考。

インフルエンサーから受領する許諾文は下記のテンプレを参考にしてください。

私、@○○○(←インフルエンサーのXのユーザーID)は、
@○○○(←クライアントのXのユーザーID)に対し、
yyyy年m月d日からyyyy年m月d日まで、
@○○○(←インフルエンサーのXのユーザーID)を、
広告主@○○○(←クライアントのXのユーザーID)のX広告キャンペーンのXプロモ広告として利用することを許可します。

許諾者(もしくは代理人):○○○(注1)
email :○○○@xxxx.com(注2)
送信日:yyyy年m月d日(注3)

注意事項

  1. 注1:インフルエンサー自身が許諾する場合にはインフルエンサーの本名、マネージャーが許諾する場合にはマネージャーの本名を記載。なお、ニックネーム等では認められない。また、代理人は広告代理店の人間ではダメ
  2. 注2:許諾文の送信元アドレスと一致している必要がある。
  3. 注3:本文記載の送信日とメールの送信日とが一致している必要がある
  4. 上記テンプレの内容をインフルエンサーからEメール送信してもらう必要がある。(LINEとかDMではダメ)

 

許諾メールを送ってもらう際、CCに代理店のアドレスを入れても問題ない。

また、インフルエンサーのキャスティングや広告運用を代理店が行う場合、メールの送信先は代理店宛でも問題ない。(ToやCcにクライアントのアドレスを入れる必要はない。)

 

第三者配信のフォーム申請をする上での注意点

X広告のサポートに第三者配信のフォーム申請をする際に、上記許諾メールを添付する項目がある。

 

その添付の際、許諾を証明するメールの宛先、CC、BCCがすべて表示された上で、やり取り全体が含まれる形式での提出が求められる。やりとり全てを含めるため、PDFファイルでの提出を推奨される

 

なお、X広告の第三者配信(及びこのフォーム申請)は認定代理店にしか解放されていない機能のため、第三者配信を行いたい場合は認定代理店に依頼する必要があると説明しているサイトがあるがそれは誤りである

 

認定代理店以外も第三者配信はできる。申請するフォームが異なるだけである。認定代理店には認定代理店用の問い合わせフォームが用意されているだけで機能的な違いはない

(ここでは申請フォームのURLは記載しないが、ヘルプから問い合わせれば「X広告 第三者ポストの申請」という名称のフォームが送られてくる。ただし、サポートからの回答は5営業日ほどかかるケースもあるのでスケジュールには余裕をもって進行すべし。)

 

ちなみに、申請フォームの中に広告アカウントIDを入力する項目があるので、事前に広告アカウントの用意だけはしておくとスムーズに進められる。

 

投稿及び入稿の注意点

認証マーク(バッジ)が付与されている状態

大前提として、第三者配信を行うには広告主とインフルエンサーの両方のアカウントにバッジが付いている必要がある。

Xのバッジ

ヘルプ:Xのプロフィールラベルとチェックマークについて

 

※運用を代理店に委託する場合、代理店のXアカウントにはバッジがなくても問題ない。

 

第三者ポストの入稿方法

第三者配信のフォーム申請が許諾されると(アローリスト完了後)、広告入稿画面の「既存の広告を使う」を押すと当該インフルエンサーが選択項目として表示されるようになっており、そこから第三者配信に使用する第三者ポストを選択できるようになる。

Xの第三者配信の入稿時の画面キャプチャ

 

投稿内にはPR表記を入れること

第三者配信に使用するポストにはPR表記を入れてもらう必要がある。

 

これはXからのアローリスト完了報告メール内に注意点として記載されているのだが、実際にはPR表記がなくても仕様上は広告配信できる(と思われる)。

 

この注意事項はステルスマーケティング(ステマ)として景品表示法に抵触しないための注意として記載されているのだと解釈している。

 

通常のX広告と同様、第三者投稿を広告として配信した際には「広告」というプロモーション表記が付くため、投稿内に#PRを入れなてもステマ違反にはならないはずである。

 

しかし、第三者配信をするためには事前にインフルエンサーに通常の投稿をしてもらう必要があり、その投稿自体には当然「広告」の表示はされないため、投稿内に#PR等のプロモーション表記を入れないとステマ違反に該当する可能性が高い。

 

つまり、第三者配信それ自体がステマ規制に抵触するわけではないが、そこに至るまでのフローで必ずステマ規制に抵触するリスクがあるから投稿内に#PR表記を入れろよ、ということなのだと解釈している。

※ステマ規制の成立要件を詳細に確認する必要があるため上記は削除

 

Instagramで言うところの「タイアップ投稿ラベル」や、TikTokで言うところの「ブランドコンテンツ」設定がXにはないため、Xは特にこのような注意表記がされているのだと思われる。

2025年7月7日追記:ハッシュタグに関する注意

投稿内のテキストに「#PR」という感じでPR表記を入れることが多い。

しかし、「#」を付けると広告配信できないので注意

これは2025年6月27日に突然メールで告知されたので慌てた運用者も多いのではないだろうか。

そのため、ハッシュタグは付けずに単に「PR」と表記するだけに留めるべきだ。

なお、ハッシュタグとして機能していなくても、「#(シャープ)」の文字列が投稿内のテキストに入っているだけで広告審査に落ちるらしい。(まだ私は未検証)

したがって、「投稿内に#(シャープ)の文字列は使わない」というように用心しておくのが無難であろう。

ちなみに、本投稿内には#がなく、その投稿に対するリプライ(ツリー表示)内に#をがある場合、その本投稿自体は広告配信できる。

(よく混乱されるのだが、#を含む投稿は広告配信ができないだけで、オーガニック投稿のほうには一切影響はない。単に#がある投稿は広告配信できないというだけである。)

 

投稿の文字数には注意

ウェブサイト誘導目的で配信する場合、当該インフルエンサーが行う投稿の文字数は140文字以内に収める必要がある。

 

140文字を超えた投稿は入稿の際に「既存の広告を使う」を押しても表示されず選択することができない

 

なお、エンゲージメント目的やリーチ目的での配信は140文字を超えていても問題なく配信はできる。

 

リポストしてはならない

インフルエンサーがしてくれた投稿を広告主がリポスト(リツイート)するのはよくあることだ。

 

しかし、第三者配信をするときは広告主は当該第三者ポストのリポストボタンを絶対に押してはならない。なぜなら、広告配信が止まるからだ。

 

なお、インフルエンサー自信が当該ポストをリポストすることは問題ない。

 

ちなみに、広告主がリポストボタンを押したことで配信が停止してしまった場合、そのリポストを解除した上で(再度リポストボタンを押した上で)キャンペーンを複製するなどの再入稿をすれば配信は再開される。

 

もちろん、当該第三者ポストを削除することもダメです。契約期間中であれば削除されるケースは少ないと思いますが、インフルエンサーにも「削除するなよ」と念押ししておきましょう。

 

配信期間は守ること

許諾メールのテンプレ内にもありますが、当該インフルエンサーを使った第三者配信をする配信期間を守る必要があります。

 

申請した開始日になっても広告が配信されていなかったり、申請した開始日より前に広告配信がされていたり、申請した終了日を超えても広告が配信されていると、広告主とインフルエンサーとの連携が解除されるようです。

 

申請内容に不備や虚偽があった場合には今後連携できるなくなる措置を取られることもあるようです。

(実際に体験したことはないため真偽のほどは不明。よっぽど悪質でない限りは重い措置が取られることはないと思う。)

 

広告ポリシーは遵守する

第三者配信であっても、広告配信であることには変わりないためX広告のポリシーは遵守しなければならない。SNS広告に詳しくない人で稀に「投稿で回ってるんだからこのポストも第三者配信できるでしょ」と思っている人がいるが、オーガニックのルールと広告のルールは全く異なる。オーガニックではOKでも広告ではNGということはざらにある。当たり前だが広告のほうがルールは厳しい。

なぜこんな当たり前のことを書いたかというと、第三者配信に使用するインフルエンサー自体がポリシー違反となり広告審査に落ちることがあるからだ。

例えば、プロフィール欄にファンティアやマイファンズといったアダルト系サブスクへの誘導リンクが貼ってあるインフルエンサーの場合にはこのポリシーに抵触し審査落ちするケースがある。

第三者配信に使用する投稿自体のチェックはするが、そのインフルエンサーのプロフィール画面や普段の投稿内容までチェックするのは盲点になることが多い。

 

(ただし、インフルエンサー自体がポリシーに抵触しているのかどうかの判断はかなり曖昧だ。例えば、グラビア系は問題なくても露出が激しすぎる場合はどうなのか、きわどい恰好のコスプレイヤーはどうなのか、元AV女優はポリシー的に問題ないのかなど線引きが難しく経験もないのでわからない。気にしすぎなくていいとは思うが、経験上、プロフにファンティアやマイファンズ等の18禁ページへのリンクが貼ってある場合は用心すべし。)

 

まとめ

InstagramやTikTokよりXは第三者配信の実施機会が少ないため手順を備忘録として残した。

 

時系列順に簡単にまとめると以下のようになる。

  1. 広告主とインフルエンサーの両アカウントにバッジが付いているか確認する。
  2. インフルエンサーにPR表記を入れるよう伝える。
  3. クリック目的なら文字数に注意する。
  4. 配信する第三者投稿を広告主は絶対にリポストしてはならない。
  5. 広告アカウントを用意しておく。
  6. インフルエンサーから許諾メールをもらう。
  7. 第三者配信のフォーム申請をする。
  8. 配信期限は守る。

 

配信した所感としては「たしかにエンゲージメント率は高いなあ」という感じでしょうか。もちろんツイート内容に左右されるとは思いますが。

 

広告運用にお困りなら私のXアカウント@kinokoworkにDMください。

記載内容に誤りやご意見等があればそれもDMでお願いします。

 

私がテキストコミュニケーションで気を付けていること

メールやチャットなどのテキストコミュニケーションで気を付けるべき記事の表題

クライアントワークをしているとメールやチャットなどのテキストコミュニケーションが主流になるかと思います。

 

言われたことを横流しするだけの営業、不毛な要求をしてくるクライアント、何言ってんだかわからない同僚。

 

いや~、ストレス溜まりますよね。

 

そこで、私がストレスを与える側の加害者にならないように気を付けていることを記載していきます。

 

 

キャプチャを付ける

報告・質問・指摘をする際には私はキャプチャを付けるようにしています。

 

例えば「画面にエラーが表示されているのでご確認ください」というメールを送る場合、そのエラーが実際に表示されている画面のキャプチャも一緒に送ります。

 

「エラーが表示されてますよ」と送って、いざ相手方がその画面を開いて調べようとしたところ同じエラーが表示されないことも往々にしてあります。

 

そんなとき、こんな感情が生じるのではないでしょうか。

 

相手の感情:「は?エラーなんか表示されてないじゃん。あっちの環境のせいでしょ?適当なこと言ってこないでよ、めんどくさいなぁ。」

↓↓↓

相手の文章:「弊社ではエラーの確認ができませんでしたのでcookieの削除等でお試しください」

↓↓↓

当方の感情:「cookieのリセットなんてすでに試してるっつーの。どうせ相手も大した調査してないんでしょ。なんで言ってることわかんないかな。めんどくせえなぁ~。」

↓↓↓

当方の文章:「cookie削除も試しましたがエラーは解消しませんでした。現在もエラーの状態のようですので再度ご確認お願いします。」

 

むだぁ~。ストレス~。

 

そこで、一番最初の「エラーが表示されてますよ」というメールと一緒に、エラー画面のキャプチャも添えてあげるとどうでしょう。

 

まずキャプチャを見た時点で相手側は「ホントだ。なんかエラーが発生してるっぽいぞ。」と事実の把握ができます。

 

その後調査の際にエラーが表示されてなくても「あれ?なんで私のほうではエラーが表示されないんだろ?でもキャプチャ見ると確かにエラーは発生しているようだし…担当部署に聞いてみるか。」と前向きに調査してくれるはずです。

その結果、原因がわからなくても相手方と当方との間で建設的なやり取りが進むはずです。

 

すなわち、キャプチャを添えることでそれがエビデンスとなり、それにより双方に負の感情と無駄なラリーが発生しなくなります

 

質問を送るときも同様です。

 

質問する際に「この場所のこの部分がわからなくて悩んでます」と視覚的にもわかるようなキャプチャを添えることで質問の内容や意図の解像度が上がり、答える側の脳稼働の省エネにつながります。

 

画像は文字の7倍、動画は文字の5000倍の情報伝達能力があると言われています。

 

テキストとキャプチャをセットで送ってあげるホスピタリティは顧客満足にも非常に有効です。

 

質問は「はい」か「いいえ」で答えられる形式で

質問された側が「はい」か「いいえ」で答えられるような聞き方をするように私はしています。

 

質問に対する回答を読んでも「ん?これ結局どういうことだ…?わかりづらい回答だな…質問の答えになってないだろ。」と思った経験ありますよね。

それ、あなたの質問の仕方が悪いです。

 

例えば、「これってどういう意味ですか?」という聞き方ではなく「これってホニャララという理解であってますか?」という聞き方に変換し、

「次はどうすればいいですか?」という質問は「次はホニャララをすればよいという認識であってますか?」というような聞き方に変換します。

 

この変換により、実質的に答える内容は変わらないのに、答える側はYesかNoで返せるので返信の手間が軽減されストレスがなくなります。

 

また、質問した側も最初にYESなのかNOなのかが一発でわかるため回答の解釈に頭を働かせる必要がなくなります。

 

逆を言えば、YES or NOで聞かれた際には、回答者は必ず一言目でYESなのかNOなのかを明示しましょう

 

YES or NOで聞いているのに最初にその二択への回答がなくダラダラ説明し始めた場合は時間の無駄になるケースが多いので「まずYESかNOで答えてください。」とはっきり言っちゃいましょう。

 

これに関してはテキストコミュニケーションだけでなく対面でのコミュニケーションにおいても当然有効ですね。

 

ちなみに、この「YES or NOで答えられるように質問をする」というルールの徹底はマネジメントでも役立ちます

 

「どうすればいいですか?」という質問をされた際、上司であるあなたはきっと「まずは自分で考えろよバカ。1~10まで説明せなアカンのか?」とイラっとしたことがあるのではないでしょうか。

 

それはあなたのマネジメント能力の無さが原因です。

部下を責める前に自身の無能力さを恥じてください。

 

YES or NOルールを徹底することで「どうすればいいですか?」という質問は「こういうやり方で進めようと思うのですがよいですか?」という質問に変わります。

すなわち、これまでの「無思考でやり方を聞いてきたバカ」が、YES or NOルールの徹底により「まずは自分なりにやり方を考える部下」に早変わりします。劇的ビフォーアフターです。

 

そういうビジネスマンに育て上げることもマネージャーの責務だと私は考えています。

 

また、このルールの徹底により「質問者の習熟度を測れる」というメリットも副次的に発生します。

 

YESで答えられる質問が来た際には「この人はこの業務の理解はできているのだな」と質問者の習熟度を把握することができ、「じゃあ類似するこの事象に関しても一人でこなせそうだな」とか「概ね理解できてそうだけど、こういう落とし穴があることは知ってるかな?補足として一応説明しておくか。」という判断ができます。

 

NOと回答すべき質問が来た際には「この人はここ部分の理解がきっとズレているのだな」と浮き彫りになるので、その場合は説明してあげることで認識のズレを修正することができます。

 

もちろん質問者にとってもメリットがあります。

 

YESで答えられた質問者は「この考えで当たってた!」という自分の考え方に対する答え合わせができたことになるので自信をもって業務を進めることができ、さらには自信と理解が備わったその考え方に基づいて自己判断で進められる領域の拡大にもつながります。

 

すなわち、質問のYES or NOルールの徹底は、質問者の習熟度を測りながら部下の自走を促せるというメリットがあるのです。

 

質疑応答の工数は少なくなるわ、習熟度も把握できるわ、勝手に仕事も進めてくれるようになるわで一石三鳥ですね。

私の下にもメンバーがついてた時はこのルールを設定することでまぁまぁワークしてたんじゃないかなと思います。

 

質問のYES or NOルールの徹底は対部下でも対クライアントでも大きな効果を発揮すると思っています。

 

箇条書きを活用する

私はテキストが長文になったり、何かを列挙するときには箇条書きを多用します。

 

人間にとって長文を読むのはすごいストレスですよね。

(このブログで毎回数千文字を書いている私が何言ってんだという話ですが…)

 

人間が瞬時に認識できる文字量は13文字程度で、ストレスがない一文あたりの文字量は40~60文字だなんて言われています。

 

メールを打っていると複数の質問・確認・依頼を記載した結果、長文でややこしくなったりしますよね。

 

だからと言ってLINEのような短文のラリーが続くことはビジネスシーンではストレス。

 

送った長文メールへの返信を見ると「この質問に答えてないじゃん!」とか「確認してって言ったのにスルーしてるじゃん!」などの経験は皆さんもありますよね。

 

それはあなたが送った難解なメールに問題があります。

 

例えば、こんなメールがあったとしましょう。

株式会社cryアント
ご担当者様

お世話になっております。
株式会社heySHAのきのこです。

掲題の件でご連絡です。
ご発注いただきました貴社商品の配信開始ご希望日は来月の1日からでよろしかったでしょうか?
媒体毎のご予算配分も確定しましたらご教示お願いします。
また、配信にあたり1200*1200と1200*628のバナーが必要になりますので来週までにご用意いただくことは可能でしょうか?
タグも添付しましたので設置のほうもお願いします。

ご確認のほどよろしくお願いします。

いや~、こんなメールを読むとどっと疲れますね。

だいたい一つは対応が漏れて返ってくることが想像できます。

 

まず最初の「ご希望日は来月の1日からでよろしかったでしょうか?」はクエスチョンマークがついた「質問」に見せかけた「確認」ですし、

「ご予算も確定しましたらご教示お願いします。」というのは「予算配分決めてね」という「依頼」でもあり、クエスチョンマークのない「質問」でもあるし、

「来週までにご用意いただくことは可能でしょうか?」というのは「質問」と見せかけた「依頼」でもあるし、

「設置のほうもお願いします。」というのは純粋な「依頼」だし。

 

このメールの受け手は、まず自分は何を確認して何の作業をする必要があるのか整理をすることに脳を使わなければなりません。

 

そんなメールを送るときは私は下記のような文章にします。

株式会社cryアント
鈴木様

お世話になっております。
株式会社heySHAのきのこです。

掲題の件、下記4点のご確認とご対応をお願いします。

  • 配信開始ご希望日は2月1日からでお間違いないでしょうか?
  • 媒体毎のご予算配分は確定しておりますでしょうか?
  • 1200*1200と1200*628のバナーを来週までにご用意ください。(スケジュール的に難しそうであればご相談ください。)
  • 添付したタグの設置をお願いします。

以上4点のご確認をお願いします。

こんなふうに箇条書きにすることで先方は「この4つを対応しなければならない」と視覚的に認識できるため抜け漏れが防げます。

 

「確認」や「質問」には?マークをつけ、先方での作業が必要な「依頼」には?をつけず、「下記4点」「以上の4点」と項目数を明示することもポイントです。

 

もしくは丁寧な長文を書いたあとに、対応事項一覧を文末に記載してあげると抜け漏れが防げます。例えば下記のような感じ。

以上、まとめますと下記4点のご対応をお願いします。

  • 配信開始日は2月1日で問題ないか
  • 媒体の予算配分は確定しているか
  • 来週までにバナー2種のご用意
  • タグの設置

よろしくお願いします。

箇条書きにすることで1個1個潰していけるタスク表のような役割にもなります

 

これで抜け漏れがあった場合には相手のタスク管理に問題がありそうです。

 

(ちなみに、部下に対して箇条書きで指示したのに抜け漏れが頻発する場合にはタスク管理の仕方をヒアリングして問題点を指導できます。)

 

長文は人間にとってストレスです。
だからと言って、小出しのラリーもストレスです。

 

項目数が複数になるときは、
「以下2点をご確認ください」だったり、「下記の順でご対応ください」だったりと、箇条書きを活用して視覚的にもわかりやすい文章を作る工夫を私はしています。

 

「これ」とか「こちら」のような指示語は使わない

指示語とは「話し手のいる地点と状況をもとにしてものを指し示す機能を持つ語」であり、小学校で「こそあど言葉」などと習うやつです。

 

テキストコミュニケーションでは「こちらをご確認ください」と言われても「こちらってどちら…?」となります。

「こちらってどれのことを指しているんだろう」ということに脳を使わなければなりません。

 

テキストコミュニケーションでは「話し手のいる地点と状況」が見えないからですね。

 

添付ファイルを付けて「こちらをご確認ください」と送信したつもりが添付し忘れていた場合、受け手は「”こちら”ってどれのことだろ?これから送られてくるのかな?」とか「”こちら”というのは過去のやり取りの何かを指しているのかな?メール遡って確認してみるか…」とか「もしかして私がどこか見落としているのかな?」と頭を使います。

 

「”こちら”ってどれですか?」って聞くのって頭悪そうな感じがして質問しづらいですしね。

 

では「こちらをご確認ください」ではなく「添付ファイルをご確認ください」に変換してあげたらどうでしょうか。

受け手は「添付ファイルを見ればいいんだな」と瞬時にわかるし、もし添付が無かったら「きっと添付し忘れてるな」と瞬時にわかります。

 

ここまで読んで「”こちら”って言ったらそのメール内の何かを指しているって普通わかるだろ。さすがにそれは受け手の読解力が問題だわ」と思った人もいるかもしれません。

 

しかし、国語の試験では「文中の『これ』とは何を指しているか答えなさい。」という問題は頻出されます。

つまり、テストの問題になるほど、指示語が何を指しているのか読解することは思考力を必要とするのです。

 

「こちらをご確認ください」という文の代名詞を「添付ファイルをご確認ください」だったり「下記の事項をご確認ください」と具体的な場所を記載するだけで相手に脳活動を消費させないことにつながります。

 

話し手の地点と状況がわからないのだから具体的な場所を明記するのです。

 

相手に脳みそを無駄に使わせないためにも私は指示語を使わないようにしています。

 

メンションやTOは必ず一人だけにつける

「この件はAさんとBさんのどちらに送ればいいのだろうか」

「この件はAさんにもBさんにも目を通してほしい」

という意図で「とりあえず To:@Aさん,@Bさんで送れば間違いないだろう」なんてことをしたことありますよね。

 

それ、絶対やめてください。

 

複数人にメンションをつけた結果、「AさんからもBさんからも返信来ないなぁ…?」とか、反対に「AさんからもBさんからも異なる内容の返信が来てしまった…」という経験があるのではないでしょうか。

 

また、受け手側のAさんも「この返信はBさんがやってくれるのかな…?それとも私が返信すべきなのかな…?そもそも私が返信してもいいのだろうか…?」と不安になったり、「いつになったらBさんは対応するんだよ(怒)。それとも私にやれという無言の圧力か?」と余計なイライラを発生させることにもなり得ます。

 

あなたが良かれと思って複数人にメンションを付けたことで多大な時間と労力のロスを招いたのです。

 

あなたは心理学における「傍観者効果」というものを知っていますか?

Wikipediaでは以下のように説明されている。

社会心理学の用語であり、集団心理の一つ。ある事件に対して、自分以外に傍観者がいる時に率先して行動を起こさなくなる心理である。傍観者が多いほど、その効果は強力なものになる。

 

これをわかりやすく伝えているのが以下のアフロ田中の漫画である。

 

複数人にメンションを付けたあなたは「一応関係者全員にToを付けたのだからきっと誰かしらが対応してくれるだろう。対応してくれなくても自分に責任はないはずだ。」という深層心理が働いているはずだし、

受け手側も「私が対応しなくてもきっと誰かがやってくれるだろう。仮に全員が対応しなくても私一人だけが悪いということにはならないはずだ。」という深層心理が働いている。

 

上記でお気づきかと思うが、複数にメンションを付けるという行為は自分を含めた全員を無責任にさせるという大きな悪影響を及ぼしている

 

だから複数人へのメンションは絶対にやってはならないのだ。

 

ちなみに、複数人に送りたい場合、メンションやTOには必ず一人だけを指定し、その他のメンバーには頭にCCなどを付け加えればよい。

すなわち、「この連絡に関する対応義務や返信義務はTOを付けたあなた1人にあります。CCの人たちは義務までは発生しないが関係者ではあるので目を通しておいてくださいね。」ということを明示すればいいのである。

 

これにより、TOを付けられた人が何かしらの対応を取るべき責任が明確化される。

 

仮にTOを付けられたAさんが対応するほどのマターではなかった場合でも、AさんからCCに入っているBさんに対して「この件はBさんのほうで対応お願いします」と指示が出せる。その指示により義務と責任がAさんからBさんに移ったことが明確になる。

 

繰り返しになるが、TOやメンションには必ず一人だけを指定し、返信を含めたそのタスクの履行義務は「あなた1人にあります」ということを明示すべきである。

 

これをするだけで傍観者効果を防ぎ、タスクの遂行の円滑化を実現できる。

 

責任や指揮命令系統は並列に発生させてはならず、必ず直列にしなければならない

責任や指揮命令系統の図解

これはメールやチャットに限ったことではない。

 

なので私は複数人にメンションを付けるということをしないようにしています。

 

ネクストアクションを明示する

人間は明確な指示をされないと行動に移しません。

 

「こいつ、いつになったらやるんだよ。」とイライラしたことありますよね?

それはあなたの指示の仕方が悪いからです。

あなたに原因があります。

 

人間は全員めんどくさがり屋です

サボりたいし、後回しにしたいし、できれば他の人にやってほしい。

そして自分は楽をしたい。

 

皆そうです。

 

私もそうですが、皆さんも文末に「ご確認お願いします!」とか「よろしくお願いします!」という汎用性の高い便利な言葉を多用しているのではないでしょうか。

 

私はなにを確認するの?

私は一体なにをよろしくお願いされたの?

 

ただメール本文に目を通すだけでいいのか、

目を通すだけではなく何かをチェックする必要があるのか、

チェックした結果誤りを発見したら加筆修正はこちらで行うのか。

 

ましてやメール本文には対応依頼が書かれているのに文末が「ご確認ください」だと、対応する必要があるのか確認するだけでいいのか読み手は混乱する。本文と文末に矛盾が生じているからだ。

 

「それはさすがにお前の読解力が問題だろ」と思ったあなた。

人間て基本そんなもんですよ?

 

セールスライティングの世界には「3つのNOTの壁」というものがあります。

  • NOT Read(読まない)
  • NOT Believe(信じない)
  • NOT Action(行動しない)

 

まず人は文章を読まないし、読んだとしても信用しないし、信用したとしても行動しません。

 

webサイトやチラシは読まれないし、読まれたとしても「都合の良いことばっか書いてんなぁ」と信用されないし、信用されたとしても購入には至らない。

というような文脈で語られることが多いです。

 

ちょっと脱線しましたが、メールやチャットでも同様に、人間はまず読みません。

なので、本文中に対応依頼を書いても文末が「ご確認ください」で絞められていると、「とりあえず見ればいいんだな。よし、見たからこれでOK!」で終わってしまいます。相手は悪気なく、自分が何かをしなければならないということに気づいていません。

 

ただし、文末にしっかりと「ご対応をお願いします」と書かれるとどうでしょう。

 

さらーっと読みながされても最後に「ご対応をお願いします」と書かれると「むむ、自分は何かしらの対応をする必要があるのだな」と再認識を促せ、遡って本文を精読してくれます。

 

ちなみに「お待ちください」も立派なネクストアクションです。

 

例えば「先ほど〇〇しました。」とだけ送られてくるチャットがあります。

このテキストは受け手にストレスを与えることがあります。

 

「〇〇しました。(だから、あなたにボールが移りましたのでご対応くださいね。)」というニュアンスなのか、

 

「〇〇しました。(なので、せめて確認くらいはしてくださいね。)」というニュアンスなのか、

 

「〇〇しました。(ただの報告だから特に何もしなくてもいいですよ。)」なのか、

一体どれなんだろうと悩ますケースがあります。

 

そのため、「〇〇しました。」という報告だけで終わるテキストは送らず、私は「〇〇しました。改めてご連絡しますのでお待ちください。」というように「待て」というネクストアクションを明示するようにしています。

 

これがあるだけで受け手は「私は待ってればいいんだ」とすべきことがクリアになります。

 

繰り返しになりますが、人間は基本的に文章を読まないし読解する労力を使いたくないので、一見しただけではこのメールがただの報告なのか、確認する必要があるのか、作業する必要があるのかを瞬時に判断できません。

 

瞬時に判断できない事柄が積み重なると人はストレスを受けます

 

そこで、文末に「お待ちください」があると、読んだ側は「とりあえず待ってるだけでいいのだな」と瞬時に判断ができストレスを軽減させることができます。

 

再び話が逸れますが、ネクストアクションを明示するという習慣を徹底すると無駄な会議を減らすことができます

 

マネージャー・リーダー・管理職のお偉いさん達がアジェンダもなくただ習慣化し形骸化した定期ミーティングで「今後こういう風にしていったほうがいいですよね〜。そうだよね〜。それいいね〜。そうすべきだよね〜。それが課題だよね〜。」と繰り広げられるだけの「お仕事してます風おしゃべり時間」てどの会社にもありますよね。

 

これの問題点は、これだけのメンツと時間、つまりは高額な人件費をかけているのに「誰が・いつまでに・何をするのか」の共通認識を形成せず、和を重んじるあまりフワッと着地させ、物事が何も進んでいない点です。

 

私はこの会議無駄だなと感じたら、その会議の最後に「整理が追いつかなかったので申し訳ないのですが、これは何を議題として・誰が・何を・いつまでにするということが決まったのでしょうか?」と質問するようにしています。

 

大抵のおじさま達は顔を引き攣らせるか、苦笑いするか、めちゃくちゃ睨んでくるかの3パターンに分かれます。

 

なお、これをするとおじさん達から嫌われて社内での立場が危うくなるのでオススメはしません。

 

しかし、物事を先に進めるのを促すことができます。

 

会議の最後に「誰が・何を・いつまでにするのか」の共通認識の形成を徹底すると、「あいつまた最後に小うるさいこと言って和を乱すからなぁ」と嫌気がさして最初からそのゴールに向かって話が進むようになるか、

はたまたその会議から外されるかの2パターンに分かれます。

 

いずれによせ無駄な時間を削減し、有意義な時間を自分にもたらせます。(その反面、出世からは遠のく可能性があるのでオススメはしません…)

 

あるテーマに対して自分以外の他者が関わるときにネクストアクションを明示すること・させることは、責任を発生させ任務の遂行スピードを上げ、無駄な時間とストレスを無くすのに効果的です。

 

話を戻しますが、テキストコミュニケーションでは汎用性の高い「ご確認お願いします」「よろしくお願いします」を乱用するのではなく、

  • 「チェックお願いします」
  • 「チェックの上、お戻しお願いします」
  • 「修正お願いします」
  • 「ご対応お願いします」
  • 「お待ちください」
  • 「ご報告のみとなりますのでご返信は結構です」

などのように、本文の内容と合わせた具体的なネクストアクションを文末に明記するように私はしています。

 

 

ちなみに、上記でNOT Readの壁を乗り越えても次はNOT Believeの壁が立ちはだかります

例えば「エラーが発生してるから対応お願いします」と送っても相手側は「エラーの原因はそっちのネット環境のせいでしょ?」などと信じてくれません。信じてもらうためにはエラー画面のスクリーンショットも一緒に添付するのが有効です。

つまり、冒頭で書いたセクションの「キャプチャを付ける」というのはNOT Believeの壁を超えるためのものとも言えます。

それを超えても次はNOT Actionの壁をが立ちはだかるわけですが、それについては次のセクションにて。

 

期限を明確化する

ネクストアクションを明示したとしても、人は動かないときがあります。

 

人間は全員めんどくさがり屋だからです。

めんどくさいことは後回しにされます。

 

そのため、依頼された側は「動いていない」という自覚はなく、悪気なく「いずれやるつもり」という認識でいます。

 

反対に、依頼した側は「いつになったらやるんだよ怒」とフラストレーションがたまります。

 

そんな中で依頼した側が「いつ頃完了しますか?」なんて聞こうもんなら、「え?そんなに早く済ませなきゃいけないものなら最初に言ってよ」と依頼された側もフラストレーションがたまります。

 

依頼された側は自身のタスクの優先順位に応じて実行しますが、依頼した側はすぐに着手してくれるだろうと自分勝手に期待しています

 

このギャップがストレスの原因になります。

 

そのギャップによる無駄なストレスを発生させないためにも、「いつまでにするか」を必ず明確化するようにしています。

 

相手方に依頼するときに「いついつまでにしてください」と言うと相手にもタスクの優先度があり角が立つため、「いついつまでにしていただくことは可能でしょうか?難しいようでしたらお気軽にご相談ください。」とお伺いを立てるような聞き方をしています。

 

期限の指定がなかった場合には依頼された側から「来週の水曜15時までには完了するようにします。完了したらご一報入れるのでお待ちください。」と完了予定日時を明確化します。

 

こうすることで、「このタスクはいつ解消するのか」について双方の認識が一致するので無駄なストレスを回避することができます

 

理由を必ず述べる

ネクストアクションと期限を明示しても、依頼された側は「なんでそんなことしなきゃいけねーんだよ。こっちだって忙しいんだよ」とイラッとすることがあります。

 

ていうかほぼ皆イラッとしてます。

 

社会人は漏れなく忙しいし、みんな自分のことを「忙しい人間」だと思っているので、無駄な仕事なんてなるべくやりたくありません。

 

そのため、そのアクションをいつまでに完了させることが"なぜ必要なのか"という理由も述べる必要があります。

 

理由も述べることで「これは無駄ではなく必要な仕事なのだ」と理解してもらいます。

そうすることでタスクが発生したことへの溜飲を下げることができます。

 

なお、先に理由から述べると冗長な文章になりがちなので、先に結論・概要・期限などの重要な要点を述べてからあとで簡単な理由を添えるくらいに留めるのが良いと思います。

 

したがって、メールやチャットなどのテキストコミュニケーションにおいては、

  • ネクストアクション
  • 期限
  • 理由

を必ずセットで送るようにしています。

 

なるべく即レス。けど即回答はしない。

できるビジネスマンの条件として「即レス」なんてのが当たり前のように蔓延ってますよね。

 

私は即レス反対派です。

 

そもそも「即」っていつだよ。

人によって即の定義なんて変わるだろ。

受信してから10分以内か?30分か?1時間か?

 

打合せや商談してたら即レスなんてできねーだろ。

いつも即レスを有言実行してる人って四六時中ヒマなんですか?

 

という冗談はさておき、即レスという言葉が独り歩きしてる気がするな、と思うことが多々あります。

 

スピードだけを意識しすぎるあまり、中身が薄すぎる返信をしてしまっている。

相手の意図を組んだテキストのやり取りができていないのではないかと。

 

大事なのは即レスじゃなくて返信を放置しないことだと私は思ってます。

 

つまりは、心掛けるべきは「即レス」じゃなくて「一時返信」

 

なぜ即レスが大事かって、即レスをしないことは相手の時間を奪っているに等しい行為だから。その返答をもらわないと次のアクションに移れないからモヤモヤしてストレスを感じさせてしまう。

 

コミュニケーションで相手にストレスを与えるってそりゃあビジネスマンとしては失格かもしれませんね。

 

だからテキストコミュニケーションが主流になった現代では即レスの重要性が唱えられているというわけ。

 

でも中には「こんな早く返信してきて本当にちゃんと考えて送ってきてるのか?」とか「もっと時間かかってもいいから濃い内容の返信がほしいんだけどな」と感じている人も一定数います。

 

即レス=とりあえず返信、ということに重きが置かれすぎて適切なコミュニケーションが図れておらず、逆にストレスを与えてしまうことがあるということですね。

 

そのため、「〇〇をお送りください」という依頼が送られてきたとき、その作業が完了するまでに時間を要する場合は「何月何日の何時までにお送りいたします。準備が整いましたら改めてご連絡いたします。」という一時返信をするのがベターだと思います。

 

そうすることで、「未返信から生ずる相手の時間の奪取」という悪しき事態を避けられます。

返信の後回しは時間泥棒です。

 

返信内に「いつまでに完了させる」と期限を明確化することもポイントです。

ここでも出てきました「期限の明確化」。

 

相手は「こんな作業はすぐに完了してくれるだろうと」と考えており、受け手は「今忙しいし、この作業の優先度はそこまで高くなさそうだから後回しでいいや」と考えていることがよくあります。

 

はい、ここで認識のズレが発生してますね。

 

おそらく依頼主は「いつになったら完了するんだよ怒。仕事さぼってんのか?俺からの依頼は優先度低いってのか?返信くらいしてこいよ怒。今どういう状況なんだよ。」とイライラしていることでしょう。

 

テキストコミュニケーションにおいて「認識のズレ」が発生した時点でそれはミスコミュニケーションです

 

対面でのやり取りであればこのようなイライラは発生していなかったと思うんですよね。

 

認識のズレを発生させない、相手の時間を奪わない、相手にストレスを与えないためにも、安易な即レスにこだわらず、時間がかかりそうなときにはまずは一時返信を心掛けています。

 

進捗を聞くときは緊急度も添える

依頼したタスクって今どんな状況だっけ?と気になることありますよね。

そんなときに「あの件て今どうなってますか?」なんて聞き方はダメです。

 

なぜなら、聞かれた側が急かされた気分になるから。

 

「私の作業が遅いのかな…?『まだかよ』って怒ってるのかな…?急いだほうがいいのかな…?」と余計な不安を与えてしまうケースがあります。

 

これも対面であれば起こりえない問題ですね。表情・口調・声のトーンが伝わらないテキストコミュニケーションだからこそ発生し得るトラブル。

 

急かしているつもりはないのに、受け手は急かされている気分になる。

ここでも認識のズレが発生しています。

 

そこで、進捗を聞くときは必ず緊急度も添えるようにしています。

 

例えば、「あの件は今どうなってますか?急ぎとかではなく、単に状況だけ把握しておきたいだけです。」とか「あの件は今どうなってますか?〇〇日までの納品予定でしたが、クライアントから急遽前倒しで納品してほしいと相談を受けたので。」みたいな感じ。

 

すなわち、進捗を聞いている「理由」も添えるのです。

 

そうすることで余計な不安を与えてしまうことを回避できます。

受け手が、新卒・部下・転職してきたばかりの中途・外注先などのときには特に有効だと思います。

つまり、進捗を聞く側と聞かれる側に上下関係や主従関係があるときに有効です。

 

立場が弱い人に対して進捗を確認するときは必ず緊急度も添えるように心がけています。

 

リマインドや進捗は積極的にする

そもそも進捗は聞かれる前にこまめに報告しとけ、という主張もありますね。

ましてや進捗確認をされる時点で三流だと。

 

「今〇〇が完了したので、次は××の作業を△△日には完了する予定です。進捗のご報告のみとなりますが引き続きよろしくお願いします。」みたいな文章を、聞かれる前にこちらからこまめに発信しておく感じですね。

 

進捗報告と関連して、リマインドも積極的に行うようにしています。

「あとは〇〇のタスクが残ってるから△△日までにお送りくださいね。」とか「明日◇◇時からテレカンなので改めてリンクもお送りしておきますね。」とか。

 

「進捗やリマインドをこまめにすると『そんなこと何回も送ってこなくていいよ怒』ってウザがられませんか?」と聞かれたことがあります。

 

大丈夫です、ウザがられません。

むしろウェルカムなはずです。

 

進捗やリマインドを自らこまめに送ることで信頼関係の構築にも役立つと私は感じています。

 

当日になってから「期限は今日までですが納品問題なさそうですか?」なんて聞かれるよりよっぽどいいですし、案件を投げっぱなしにする営業マンよりよっぽどいいです。

「この人は自分が関わっている案件を把握して管理できるちゃんとした人なんだな」と信頼される可能性のほうが断然高いです。

 

特に新入社員の方々は上司や先輩に自ら進捗報告を積極的にし続けることでめちゃくちゃ信頼されるのでオススメです。

こまめな報告はコスパの良い、ローリスクハイリターンのキャリアハックだと思います

 

メールの件名は関係者と用件が一発でわかるように

相手は私とだけメールをしているわけではありません。

メールボックスにはあなたとのやり取りだけが送られてくるだけではありません。

 

そのため、開いてみないとわからないメールではストレスにつながります。

 

そこで、「誰との、何に関する、何の件か」が件名だけで一発でわかると便利です。

 

例えば、「〇〇化粧品-web広告のご提案【弊社×貴社名】」みたいな感じ。

 

私は双方の受信箱を考慮して件名内に自分と相手の社名を入れるようにしています。

件名を見ただけで「あぁ、あの会社のあの件についてか。たしか今は〇〇のステータスだったはずだな」と思い出しやすいように。

 

そうしないと、例えば大手企業に多いのですが、同じ会社間でのメールであっても、案件毎や部署毎に複数のスレッドに分けてやり取りをすることがあります。

その場合、「この会社のこの商品についてはどのメールのスレッドでやり取りしてたっけ…?」と迷子になり非効率を招くことにもつながるからです。

 

私は「このメールは誰との何の件だ…?」とならないような件名の付け方を心掛けています。

 

指示や命令はテキストで残す

先輩や上司からこんなことを言われた経験はありませんか?

「この前頼んだあの件どうなった?」

 

そして、あなたはこんなことを思ったことはありませんか?

「は?そんなこと頼まれてないし。」

 

いざやったらやったで「いや、頼んだやり方と違うんだけど。」と言われ、そしてあなたは「は?そんな指示受けてねーよ。」「前と言ってること変わってんじゃん。」と思ったことありますよね。

 

反対に、上の立場であるあなたは「こいつは指示してもやらねーなぁ」「全然やり方覚えねーなぁ。」「言わなくても普通考えればわかるだろ。」と思ったことありますよね。

 

このような言った言わないの水掛け論は愚の骨頂です。

 

なぜなら、物事を前に進めるための指示命令のはずなのに、指示する側とされる側の双方で不信感が募り、かえって遂行を妨げる結果になっているからです。

 

この水掛け論を回避する方法はただ一つ、指示する側とされる側のどちらに責任があったのかを明確にすること。

つまりはエビデンスを残すことです。

 

すなわち、指示をテキストで残すことで、

  • 指示をしたという事実はあったのか
  • その指示の内容は明確であったのか

の2点を明らかにすることができ、トラブルが発生した際には遡って客観的にジャッジできるため、どちらに非があったのかが明白になります。

 

責任の所在を明確にすることは仕事の遂行はスムーズにします。

 

このように書くと、とても冷酷な印象を受けるかもしれません。

 

そうならないように、私は以下のルールを徹底しています。

  • 指示をテキストでしなかった場合は指示した側の責任
  • 指示内容が不明瞭でほかの解釈もでき得る場合は指示した側の責任
  • トラブルが発生した際、当該テキストを探すのは指示した側が行う(裁判の「立証責任」と同様)
  • 責任があった側はまずは「ごめんなさい」する

 

冒頭で例に挙げた「は?そんなこと頼まれてないし。」「そんな指示受けてないし。」「前と言ってること変わってんじゃん。」という事態に発展したときは必ず上記のルールに則った運用をしていました。

 

このルールの徹底はメリットだらけ。

まずみんな素直に誤り、次に進めようとする力学が働きました。

 

指示した側に責任があった場合、「テキストで指示残してなかった…『自分は指示した』って勘違いしてたかも。ごめんね。」とか、「確かにこの指示の書き方だとそういう解釈もできるね…私の指示の仕方が悪かったごめん。本来はこうしてほしかったからこの部分を修正してもらえる?」というように自らの非を認めた上で次のアクションを促すことができ、

反対に指示された側に責任があった場合は「すいません、タスクが漏れてました。すぐに着手します。」とすばやく実行に移れます。

このように、双方に不要で不毛な負の感情が発生することがなくなりました。

 

さらには、想像していなかった良い効果もありました。実際のやり取りが下記です。

 

自分:「あの件の進捗って今どんな感じ?」

部下:「え?何のことですか?」

自分:「げ…もしかしてテキストで残してなかったっけ…?探すわ。」

部下:「いや、(あのルールを徹底している)きのこさんが言うってことは多分テキストで指示してるはずですね…なんか私も指示受けたような気がしてきました…」

部下:「あ、やっぱり4月15日13時20分のチャットでもらってますね…すいません…」

自分:「よかったぁ~ちゃんとテキストで送ってたかwじゃあよろしく!」

 

上記のやり取りを見てわかる通り、通常であれば水掛け論になり信頼関係が失われていくところですが、みんなできちんとルールを守って運用していたことで双方が「自分に責任があるかも」というベクトルで話が進むように変化しました。

 

冷酷にも見えたルールがむしろ双方にとって気持ちの良いコミュニケーション環境をもたらしたのです。

 

そのため、私は指示や報連相は必ずテキストで送ります。

口頭で指示をすることもありますが、その場合でも必ずあとでテキストでも送りエビデンスとして残します。

 

反対に、部下であるあなたが上司から口頭で指示を受けた場合は「承知しました。簡単で構わないので後ほどテキストでも残しておいてください。」と言いましょう。

もしくは口頭で受けた指示内容をあなたが代わりにテキストに起こしてあげて「一応テキストでも残しておいたので相違ないかご確認ください。」と上司に送ってあげましょう。

 

手間かもしれませんが、指示や報連相をテキストで残すことは自衛のためでもあります。

 

副次的に、ポジティブなコミュニケーション環境を創出するという良い効果をもたらします。

 

特定の人を贔屓しない

社内でのテキストコミュニケーションにおいては、特定の人を贔屓してはいけません。正確に言えば、贔屓していると周囲から思われてしまうようなコミュニケーションをしてはいけません

 

例えば、仲のいいAさんには感嘆符や絵文字を使用するけど、あまり接点のないBさんには句読点だけの文章でやり取りしているケースなどです。

この場合、Aさんのことを贔屓しており、Bさんに対しては冷たいと思われても仕方がありません。

 

送信者や受信者自信が贔屓している・贔屓されていると思っていなくても、関係のない第三者が見て贔屓していると思われないことが大切です

 

なぜなら、最悪の場合には組織の崩壊につながる可能性があるからです。

 

例えばAさんが出世したり昇給したときに、「あの人は気に入られてるから出世したんだ。私もごますらなきゃ。」とか「どんなに仕事を頑張っても気に入られなきゃ出世できないんだ。じゃあ頑張っても無意味だな。」と部下の頑張りのベクトルがおかしくなるからです。

 

また、本当に実力で出世したのに「Aさんは可愛がられてるから出世した」なんて陰で言われてたらかわいそうです。Aさんもやる気をなくしてしまいます。

 

そのような事態を生んだのは紛れもなくあなたのせいです。Aさんに対してだけ親密に接している(と周囲から思われるような)あなたのコミュニケーションの取り方に原因があるのです。

 

したがって、すべての人に対して全く同じ温度感でコミュニケーションを取り続けることが無難だと私は考えています。第三者が多くいるグループチャットでやり取りする際は特に。

 

まとめ

最近仕事をしていてチャットやメールでイラっとすることが増えたので自分が心掛けていることを備忘録として書いてみました。(今後思い出したら追記していくかも。)

 

上記で挙げた事項に一貫して言えるのは以下の2点。

  • 相手にストレスを与えない
  • 認識のズレを生じさせない

 

つまりは、相手の脳と時間を無駄遣いさせない。
そんなコミュニケーションを私は心掛けています。

 

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さてさて、ここまでで16,971文字もの長文を執筆しました。

1分間に読める文字量は400~600文字程度と言われているようですが、仮に1分間に600文字のペースで読んだとしても、ここまで読んだあなたはおよそ28分間を無駄にしています。

 

「相手の脳と時間を無駄遣いさせないこと」を意識しているはずの私が、あなたに対して多大な時間と労力を浪費させてしまったことをお詫び申し上げません

 

こんなの読む暇あったらさっさと仕事しろぃ!

 

 

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